お母さんが病気でね。お母さんが病気で、「もうやがて、お母さんが死ぬから、早くおいで。」言うたらね。まあきれいな着物を作って着ろうと思って、こうあのクラーぐゎー(雀)は、ワク(糸巻き)にあの白い綛(かし)を、昔は染めなんだな、白(しろー)も赤(あかー)もなかったら、この白い綛(かし)を首にはいってね。ワクにこうしている時に、「お母さんが病気で、今死ぬからおいで。」言うて来たから、そんでもうびっくりしてから、その子は、すぐ慌てて行ったらしいですよね。そんでからまたカーラカンジューぐゎー(川蝉)言うてきれいな鳥ぐゎーがいるんですよ。あれは又ね、うちはきれいな着物を織ってから行くいうて、行くまでもうお母さんは亡くなって。だから、何言うんですか。クラぐゎーは、親(うや)の目(みー)うとぅい(死に目)は見たんだからね。親孝行(うやこうこう)であるんでしょ、だからあんたは親孝行(うやこうこう)だからね。いつも倉のとこ、倉言うたら、まあ拝む所があるでしょうね。波之上(なんみん)とか‥‥、そこは、もうハナグミ(花米)を捨てるでしょ。「そのハナグミを食べて大きいなりなさいね。あんたはね、親不孝(うやふこう)だから、土の中に家も作って、大きいなりなさい。」言うてよ、親が言うたらしいですよ。だからこれはもう親(うや)んちゃーが、三男だから、親孝行(うやこうこう)しなさいね、という意味ではないかなあと思いますね。クラーぐゎーの首は白いなっているでしょ。あれを首にはいっておって、こう、あのワク言うのをこう綛(かし)をからくるもんでしょ。こう首にはきまま親(うや)の目(みー)うとぅい見ようと思って慌てて行ったらしいですよ。そんなあれが白いなっているだけです。
| レコード番号 | 47O371896 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C082 |
| 決定題名 | 雀孝行(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 雀孝行 |
| 話者名 | 山内テル |
| 話者名かな | やまうちてる |
| 生年月日 | 19051227 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830316 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T11B11 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P5 |
| キーワード | お母さんが病気,きれいな着物,クラーぐゎー,白い綛,カーラカンジュー,きれいな鳥,クラぐゎーは親孝行,親孝行,倉からハナグミ |
| 梗概(こうがい) | お母さんが病気でね。お母さんが病気で、「もうやがて、お母さんが死ぬから、早くおいで。」言うたらね。まあきれいな着物を作って着ろうと思って、こうあのクラーぐゎー(雀)は、ワク(糸巻き)にあの白い綛(かし)を、昔は染めなんだな、白(しろー)も赤(あかー)もなかったら、この白い綛(かし)を首にはいってね。ワクにこうしている時に、「お母さんが病気で、今死ぬからおいで。」言うて来たから、そんでもうびっくりしてから、その子は、すぐ慌てて行ったらしいですよね。そんでからまたカーラカンジューぐゎー(川蝉)言うてきれいな鳥ぐゎーがいるんですよ。あれは又ね、うちはきれいな着物を織ってから行くいうて、行くまでもうお母さんは亡くなって。だから、何言うんですか。クラぐゎーは、親(うや)の目(みー)うとぅい(死に目)は見たんだからね。親孝行(うやこうこう)であるんでしょ、だからあんたは親孝行(うやこうこう)だからね。いつも倉のとこ、倉言うたら、まあ拝む所があるでしょうね。波之上(なんみん)とか‥‥、そこは、もうハナグミ(花米)を捨てるでしょ。「そのハナグミを食べて大きいなりなさいね。あんたはね、親不孝(うやふこう)だから、土の中に家も作って、大きいなりなさい。」言うてよ、親が言うたらしいですよ。だからこれはもう親(うや)んちゃーが、三男だから、親孝行(うやこうこう)しなさいね、という意味ではないかなあと思いますね。クラーぐゎーの首は白いなっているでしょ。あれを首にはいっておって、こう、あのワク言うのをこう綛(かし)をからくるもんでしょ。こう首にはきまま親(うや)の目(みー)うとぅい見ようと思って慌てて行ったらしいですよ。そんなあれが白いなっているだけです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:11 |
| 物語の時間数 | 2:11 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |