架けようとしても、何回架けても壊れてしまった。ある女が、「七色ムーティーをしている女を、そこに埋めない限り橋は架からない。」と言った。そうして、その役人たちは、国々を捜し歩いたが、七色ムーティーをしている人は見つからなかった。ようやく探しあてることができた。その女には娘が一人いた。そして、「人より先に物を言ってはいけないよ。人より先に物を言うと一大事な事になる。」と自分の娘にそう言った。その子は、もう物を言わなくなり、唖のようになってしまった。それから、その娘はある偉い人に慕われ、また二人結婚したいと(親に)話したが、「唖のような人を、物を言わない限り私たちの嫁には迎えられない。物を言わない嫁はいらない。」と言われた。二人は互いに愛し合っていたが‥‥。そして、結婚に反対されたので、こんなことが起こった。「スーリー、アガリー」と、蝶が飛んで来た。それは(真玉橋に埋められた)母親だったんだね。そして蝶が飛んできたので、その娘もまた、歌を歌ったようだ。「スーリー、アガリーアヤーハーベールー。」と。「ほらごらん、物を言ったぞ。」と、それから話をするようになり嫁として迎えられたそうだ。
| レコード番号 | 47O371882 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C082 |
| 決定題名 | 真玉橋の人柱(方言) |
| 話者がつけた題名 | 真玉橋の人柱 |
| 話者名 | 新垣芳江 |
| 話者名かな | あらかきよしえ |
| 生年月日 | 19030715 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830309 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T11A22 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P53 |
| キーワード | 七色ムーティー,女には娘,人より先に物を言ってはいけない,唖,母親 |
| 梗概(こうがい) | 架けようとしても、何回架けても壊れてしまった。ある女が、「七色ムーティーをしている女を、そこに埋めない限り橋は架からない。」と言った。そうして、その役人たちは、国々を捜し歩いたが、七色ムーティーをしている人は見つからなかった。ようやく探しあてることができた。その女には娘が一人いた。そして、「人より先に物を言ってはいけないよ。人より先に物を言うと一大事な事になる。」と自分の娘にそう言った。その子は、もう物を言わなくなり、唖のようになってしまった。それから、その娘はある偉い人に慕われ、また二人結婚したいと(親に)話したが、「唖のような人を、物を言わない限り私たちの嫁には迎えられない。物を言わない嫁はいらない。」と言われた。二人は互いに愛し合っていたが‥‥。そして、結婚に反対されたので、こんなことが起こった。「スーリー、アガリー」と、蝶が飛んで来た。それは(真玉橋に埋められた)母親だったんだね。そして蝶が飛んできたので、その娘もまた、歌を歌ったようだ。「スーリー、アガリーアヤーハーベールー。」と。「ほらごらん、物を言ったぞ。」と、それから話をするようになり嫁として迎えられたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:54 |
| 物語の時間数 | 1:54 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |