刀自とぅめーいん(方言)

概要

結婚式の話。どうして、結婚することに、「刀自(とうじ)とぅめーいん」と言うか。あるところに、男と女がいて二人は(結婚の)約束をしてあるが、(女の)親が、別の人と結婚させると決めたようだ。結婚の日が決まったので、女が「何月何日の何時頃、私は結婚して行くが、どうにか良い考えはないか」と、(男に)話した。(二人は話し合ってその男は、女と相談した通り道で待っていた。〈昔の結婚式には、御用ちょうちんがあったでしょう。芝居にもよく出るさ。こんなにして柄が付いていて、このぐらいはあったかな。在郷軍人のものが多かったんだな。それで、(ちょうちんを持つ人を)「トゥール持っちゃー」と呼んでいた。花嫁は、ちょうちん持ちの後からだよ。一番目は棒を持っている青年が二人、六尺棒を持って行列を作っていた。そうだがちょうちん持ちのちょうちんは、ろうそくを付けているでしょう。ろうそくを付けてあるので飛び出してきて、その約束をかわしている青年が女と恋仲だった青年が飛び出してきた。そしてちょうちんの火をフッと消して、ろうそくをね、真暗なったので、女を盗んで逃げたようだ。山に、山の近くだったんでしょうね、道は。先頭の捧持ちでさえ分らない。何処に逃げたか分らない。相談してあったので逃げ易かったのでしょうね。そこで、どこを捜しても見当たらない。杯をかわして連れてきたのに、道中で盗まれてしまった。それから翌日はずっと、村中、字民総出で花嫁を捜した。それで、花嫁を捜して歩いたので、「刀自とぅめーいん」という話が出た。「刀自とぅめーいん」、妻を逃がしてしまったので、「刀自とぅめーいん」、結婚するときの「刀自とぅめーいん」という言葉は、それから出たことである。

再生時間:2:32

民話詳細DATA

レコード番号 47O371842
CD番号 47O37C080
決定題名 刀自とぅめーいん(方言)
話者がつけた題名 刀自とぅめーいんの言葉の始まり
話者名 新城平永
話者名かな あらしろへいえい
生年月日 19210305
性別
出身地 沖縄県読谷村宇座
記録日 19830302
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村宇座T10B04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集6宇座の民話 P264
キーワード 結婚式,刀自とぅめーいん,二人は結婚の約束,親が別の人と結婚,男は女と相談,御用ちょうちん,花嫁,一番目は棒,六尺棒,行列,青年が女と恋仲,ちょうちんの火をフッと消した,女を盗んで逃げた
梗概(こうがい) 結婚式の話。どうして、結婚することに、「刀自(とうじ)とぅめーいん」と言うか。あるところに、男と女がいて二人は(結婚の)約束をしてあるが、(女の)親が、別の人と結婚させると決めたようだ。結婚の日が決まったので、女が「何月何日の何時頃、私は結婚して行くが、どうにか良い考えはないか」と、(男に)話した。(二人は話し合ってその男は、女と相談した通り道で待っていた。〈昔の結婚式には、御用ちょうちんがあったでしょう。芝居にもよく出るさ。こんなにして柄が付いていて、このぐらいはあったかな。在郷軍人のものが多かったんだな。それで、(ちょうちんを持つ人を)「トゥール持っちゃー」と呼んでいた。花嫁は、ちょうちん持ちの後からだよ。一番目は棒を持っている青年が二人、六尺棒を持って行列を作っていた。そうだがちょうちん持ちのちょうちんは、ろうそくを付けているでしょう。ろうそくを付けてあるので飛び出してきて、その約束をかわしている青年が女と恋仲だった青年が飛び出してきた。そしてちょうちんの火をフッと消して、ろうそくをね、真暗なったので、女を盗んで逃げたようだ。山に、山の近くだったんでしょうね、道は。先頭の捧持ちでさえ分らない。何処に逃げたか分らない。相談してあったので逃げ易かったのでしょうね。そこで、どこを捜しても見当たらない。杯をかわして連れてきたのに、道中で盗まれてしまった。それから翌日はずっと、村中、字民総出で花嫁を捜した。それで、花嫁を捜して歩いたので、「刀自とぅめーいん」という話が出た。「刀自とぅめーいん」、妻を逃がしてしまったので、「刀自とぅめーいん」、結婚するときの「刀自とぅめーいん」という言葉は、それから出たことである。
全体の記録時間数 2:32
物語の時間数 2:32
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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