日が暮れてから、薪取りに行かせたということだ。松の落葉をかき集めにね。それで毎日、大変意地悪くこき使って、本当の継子扱いをした。ある日、夜になってしまって、夜遅くから、「二葉草を探して来なさい。二葉草を探して来なさい。私は腹痛を患っている。」からとその継親は言った。「お前が二葉草を探して来て、私に飲まさないと、私の病気は治らない。お前が親孝行だと思うのなら取って来い。」(と継親がいいつけた。)それがもう、大変な真暗闇で、道も見えない程の真暗闇夜に行かされたので、もうその継子は、あちこち歩いても二葉草を見つけることが出来なかった。そのような時に、その子供の実親の魂が現われて、速船のように子供の側を通った。「おーい、速船よ、二葉草というものを知りませんか。」と、言って歌いかけると、「それも知らないか童よ、それは松の緑だよ。」と言ったので、「へェー」と言って松の緑葉を取ってみると、「二葉」(になっていた)。「はあ、これだね。」と言って、そして取って持って行った。「取って来ました。」と、〈本当の腹痛ではないのだから。ただ継子の心を試すつもりであったから。〉そこで、「はい、取って来ましたよ、お母さん。」と言ったら、「ああ、この子は本当に私を思っているんだね。」それから継子扱いは止めて、親子は大変仲よくなったという話。
| レコード番号 | 47O371770 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C076 |
| 決定題名 | 継子と二葉草(方言) |
| 話者がつけた題名 | 継子話 |
| 話者名 | 金城松義 |
| 話者名かな | きんじょうまつぎ |
| 生年月日 | 19071220 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830218 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T08A01 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P67 |
| キーワード | 日が暮れてから薪取り,松の落葉,大変意地悪,継子扱い,腹痛,継親,大変な真暗闇,実親の魂,速船,松の緑 |
| 梗概(こうがい) | 日が暮れてから、薪取りに行かせたということだ。松の落葉をかき集めにね。それで毎日、大変意地悪くこき使って、本当の継子扱いをした。ある日、夜になってしまって、夜遅くから、「二葉草を探して来なさい。二葉草を探して来なさい。私は腹痛を患っている。」からとその継親は言った。「お前が二葉草を探して来て、私に飲まさないと、私の病気は治らない。お前が親孝行だと思うのなら取って来い。」(と継親がいいつけた。)それがもう、大変な真暗闇で、道も見えない程の真暗闇夜に行かされたので、もうその継子は、あちこち歩いても二葉草を見つけることが出来なかった。そのような時に、その子供の実親の魂が現われて、速船のように子供の側を通った。「おーい、速船よ、二葉草というものを知りませんか。」と、言って歌いかけると、「それも知らないか童よ、それは松の緑だよ。」と言ったので、「へェー」と言って松の緑葉を取ってみると、「二葉」(になっていた)。「はあ、これだね。」と言って、そして取って持って行った。「取って来ました。」と、〈本当の腹痛ではないのだから。ただ継子の心を試すつもりであったから。〉そこで、「はい、取って来ましたよ、お母さん。」と言ったら、「ああ、この子は本当に私を思っているんだね。」それから継子扱いは止めて、親子は大変仲よくなったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 2:32 |
| 物語の時間数 | 2:32 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |