兄、妹がいたそうだが、お兄さんは、横着者になり、家から出て洞窟住まいをしていたそうだ。洞窟に住まってルンペンみたいな者であった。悪い事ばかりして歩くものだから、皆に嫌われて鬼と呼ばれていた。〈皆なに嫌われたら鬼といわれるでしょう。こいつは鬼だとね。ほんとうは人間なんだが。〉そこで、その妹は(皆に)すまなく思い、どうにかして退治した方がよいと考えた。そして、瓦の破片を、気づかれないように瓦の破片の上に餅を貼り、そのように作って持って行ったそうだ。「兄さん、兄さん。」と持って行くと、瓦の上に餅を貼っただけであるがパチパチ喰ってしまった。それを見て、「ほんとに鬼だったんだねぇ。」と、鬼だったんだねぇと、崖の側に、「涼みながら崖の方がいいよ。」と、そこに連れて行って、餅を食べさせたようだ。鬼にね。そうしたら、これは頭も悪かったんでしょう。それもパチパチ喰っているのだから。ほんとに鬼だと考えたあげく、「瓦喰う鬼、その鬼より、大きな強い鬼がいるよ。」と言い、媒は、恥も捨てて女陰を開けて見せたようだ。「この口は餅を食べる口だが、鬼を喰う口はここにあるんだよ。」と女陰を開けて見せた。そうすると、その頭の悪い鬼はびっくりし逃げようとして、崖に落ちて死んでしまったと言う話があるよ。それが鬼餅の由来だよ。
| レコード番号 | 47O371757 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C076 |
| 決定題名 | 鬼餅由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | 鬼餅由来 |
| 話者名 | 新城平永 |
| 話者名かな | あらしろへいえい |
| 生年月日 | 19210305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830215 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T07A15 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P24 |
| キーワード | 兄、妹,兄は横着者,洞窟住まい,悪い事,鬼,退治,瓦の破片の上に餅,崖,瓦喰う鬼,大きな強い鬼,女陰,鬼を喰う口,鬼餅の由来 |
| 梗概(こうがい) | 兄、妹がいたそうだが、お兄さんは、横着者になり、家から出て洞窟住まいをしていたそうだ。洞窟に住まってルンペンみたいな者であった。悪い事ばかりして歩くものだから、皆に嫌われて鬼と呼ばれていた。〈皆なに嫌われたら鬼といわれるでしょう。こいつは鬼だとね。ほんとうは人間なんだが。〉そこで、その妹は(皆に)すまなく思い、どうにかして退治した方がよいと考えた。そして、瓦の破片を、気づかれないように瓦の破片の上に餅を貼り、そのように作って持って行ったそうだ。「兄さん、兄さん。」と持って行くと、瓦の上に餅を貼っただけであるがパチパチ喰ってしまった。それを見て、「ほんとに鬼だったんだねぇ。」と、鬼だったんだねぇと、崖の側に、「涼みながら崖の方がいいよ。」と、そこに連れて行って、餅を食べさせたようだ。鬼にね。そうしたら、これは頭も悪かったんでしょう。それもパチパチ喰っているのだから。ほんとに鬼だと考えたあげく、「瓦喰う鬼、その鬼より、大きな強い鬼がいるよ。」と言い、媒は、恥も捨てて女陰を開けて見せたようだ。「この口は餅を食べる口だが、鬼を喰う口はここにあるんだよ。」と女陰を開けて見せた。そうすると、その頭の悪い鬼はびっくりし逃げようとして、崖に落ちて死んでしまったと言う話があるよ。それが鬼餅の由来だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:48 |
| 物語の時間数 | 2:48 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |