あのね、これはおかしい話だよ。笑うんじゃないよ。「島尻大ホー」といって、女のとても大きな女陰を持っている人がいたという。そして又、国頭には、「国頭大ダナー」といって、大きな男根を持った男がいたという。それで、もう妻になる人もいないし、夫になる人もいないし、皆がバカにしていた。そこで、この二人を縁づけよう、この二人だったら、いい夫婦になるだろうということで、それで、島尻と国頭とね、皆で夫婦にしてあげたらしい。「これとあうのはもう、この二人しかいない、他の誰にもできないよ。」といって。そういう段取りになって、国頭の若衆は、すぐ大きなものを棒で担いでヨイ、ヨイ、ヨイして、「出会ったところでね。」ということで、国頭から青年達が担いでだったということだよ。ものがもう大きくてね。そして一方、「島尻大ホー」というのはね、島尻青年達が、すぐ局部を押し上げてね、ヨタヨタする物を押し上げて、ヒーヤー、ヒーヤー、とやって来て、出会った所は、大山だったらしい。ちょうど、綱引きと同じように、そこで始めさせたわけだ。そうして出会いしだいということにしたら、中間はそこだったらしいね。そこで結ばせたらね。これからもう、これから出たものが、川の水が湧くようにたくさん出てきた。それで、青年達はもう溺れそうになってね、国頭の若衆は国頭をめざしてバタバタ逃げるのに必死だった。それから、島尻の青年達は島尻に向かって逃げようとして、溺れて流されたら大変だといって、足をドブン、ドブンして家に逃げようとした。そして、みんなが踏んだ所が、「大山ターブク」だという。今は、タイモを作っているでしょう。「大山ターブク」といって。そんなふうに、皆が足で踏んで軟かくなって、あの田んぼはできているらしいよ。みんなで踏んだのがよかったので、大山ターブクはタイモがよくできるよ。それから、一人残さず「もう一大事になった。うーやまちっちゃるむんもう大へんだ。二人を一緒にしたために、あれあれ、湧く水の出るようだ。」といった。これから、「うーやまちっちゃん」といって、「やまちっちゃん」というでしょう。これから「大山」となったということだ。これ終わり。
| レコード番号 | 47O371755 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C076 |
| 決定題名 | 大きいもの(方言) |
| 話者がつけた題名 | 大きいもの |
| 話者名 | 新城平永 |
| 話者名かな | あらしろへいえい |
| 生年月日 | 19210305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830215 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T07A13 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P188 |
| キーワード | あのね、これはおかしい話だよ。笑うんじゃないよ。「島尻大ホー」といって、女のとても大きな女陰を持っている人がいたという。そして又、国頭には、「国頭大ダナー」といって、大きな男根を持った男がいたという。それで、もう妻になる人もいないし、夫になる人もいないし、皆がバカにしていた。そこで、この二人を縁づけよう、この二人だったら、いい夫婦になるだろうということで、それで、島尻と国頭とね、皆で夫婦にしてあげたらしい。「これとあうのはもう、この二人しかいない、他の誰にもできないよ。」といって。そういう段取りになって、国頭の若衆は、すぐ大きなものを棒で担いでヨイ、ヨイ、ヨイして、「出会ったところでね。」ということで、国頭から青年達が担いでだったということだよ。ものがもう大きくてね。そして一方、「島尻大ホー」というのはね、島尻青年達が、すぐ局部を押し上げてね、ヨタヨタする物を押し上げて、ヒーヤー、ヒーヤー、とやって来て、出会った所は、大山だったらしい。ちょうど、綱引きと同じように、そこで始めさせたわけだ。そうして出会いしだいということにしたら、中間はそこだったらしいね。そこで結ばせたらね。これからもう、これから出たものが、川の水が湧くようにたくさん出てきた。それで、青年達はもう溺れそうになってね、国頭の若衆は国頭をめざしてバタバタ逃げるのに必死だった。それから、島尻の青年達は島尻に向かって逃げようとして、溺れて流されたら大変だといって、足をドブン、ドブンして家に逃げようとした。そして、みんなが踏んだ所が、「大山ターブク」だという。今は、タイモを作っているでしょう。「大山ターブク」といって。そんなふうに、皆が足で踏んで軟かくなって、あの田んぼはできているらしいよ。みんなで踏んだのがよかったので、大山ターブクはタイモがよくできるよ。それから、一人残さず「もう一大事になった。うーやまちっちゃるむんもう大へんだ。二人を一緒にしたために、あれあれ、湧く水の出るようだ。」といった。これから、「うーやまちっちゃん」といって、「やまちっちゃん」というでしょう。これから「大山」となったということだ。これ終わり。 |
| 梗概(こうがい) | あのね、これはおかしい話だよ。笑うんじゃないよ。「島尻大ホー」といって、女のとても大きな女陰を持っている人がいたという。そして又、国頭には、「国頭大ダナー」といって、大きな男根を持った男がいたという。それで、もう妻になる人もいないし、夫になる人もいないし、皆がバカにしていた。そこで、この二人を縁づけよう、この二人だったら、いい夫婦になるだろうということで、それで、島尻と国頭とね、皆で夫婦にしてあげたらしい。「これとあうのはもう、この二人しかいない、他の誰にもできないよ。」といって。そういう段取りになって、国頭の若衆は、すぐ大きなものを棒で担いでヨイ、ヨイ、ヨイして、「出会ったところでね。」ということで、国頭から青年達が担いでだったということだよ。ものがもう大きくてね。そして一方、「島尻大ホー」というのはね、島尻青年達が、すぐ局部を押し上げてね、ヨタヨタする物を押し上げて、ヒーヤー、ヒーヤー、とやって来て、出会った所は、大山だったらしい。ちょうど、綱引きと同じように、そこで始めさせたわけだ。そうして出会いしだいということにしたら、中間はそこだったらしいね。そこで結ばせたらね。これからもう、これから出たものが、川の水が湧くようにたくさん出てきた。それで、青年達はもう溺れそうになってね、国頭の若衆は国頭をめざしてバタバタ逃げるのに必死だった。それから、島尻の青年達は島尻に向かって逃げようとして、溺れて流されたら大変だといって、足をドブン、ドブンして家に逃げようとした。そして、みんなが踏んだ所が、「大山ターブク」だという。今は、タイモを作っているでしょう。「大山ターブク」といって。そんなふうに、皆が足で踏んで軟かくなって、あの田んぼはできているらしいよ。みんなで踏んだのがよかったので、大山ターブクはタイモがよくできるよ。それから、一人残さず「もう一大事になった。うーやまちっちゃるむんもう大へんだ。二人を一緒にしたために、あれあれ、湧く水の出るようだ。」といった。これから、「うーやまちっちゃん」といって、「やまちっちゃん」というでしょう。これから「大山」となったということだ。これ終わり。 |
| 全体の記録時間数 | 3:01 |
| 物語の時間数 | 3:01 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |