奥間カンジャーは、尚円王が金丸(と名乗っていた)時代に、伊是名から追われて国頭の奥、奥間ビーチのある所に漂流してきた(金丸を)助けた人である。その時、「貴方様は、普通の人ではない、ただならぬお方だ。貴方様はいつかきっと、立身出世なさるに違いない」と奥間カンジャーが予言したと言う。そして、尚泰久王が亡くなって、その息子、尚徳王になった時、追放運動が持ちあがり、(結局)この金丸が尚円王として、王の位についた。そこで(金丸は)、奥間カンジャーなる者が、(自分の事を)、申し分のない立派な人物であると世間の人々に噂したに違いない、と言って、奥間カンジャーにひどく恩義を感じ、ただちに今帰仁城の按司の位を授けたそうだ。鍛冶屋職から。すると、その奥間鍛冶屋は、突然の幸運に、(喜んで)次の様な歌を詠んだ。「突然の果報を 夢にも思わなかったことだ うれしさに鍛冶屋手風もうまくいった。」鍛冶屋手風、この手風というのはね、「ふいご」と言って、カンジャーフーチの「ふいご」の事なんだよ。手で操作するのがあるでしょう。今でも波平に残っているんじゃないかな。あの手風の事らしい。それから、「鍛冶屋手風の作いぴたと付ちゃさ」というのはね。鍬の耳があるでしょう。あれは溶接してある訳でもないけど、実に見事にピタッとくっついているでしょう。それに例えて詠んだのではないかと思う。この鍛冶屋手風は、奥間カンジャーの歌である。
| レコード番号 | 47O371751 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C076 |
| 決定題名 | 奥間カンジャー(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | 奥間カンジャー |
| 話者名 | 新城平永 |
| 話者名かな | あらしろへいえい |
| 生年月日 | 19210305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830215 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T07A09 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P229 |
| キーワード | 奥間カンジャー,尚円王が金丸時代,伊是名,国頭の奥,奥間ビーチ,尚泰久王,尚徳王,追放運動,今帰仁城の按司,鍛冶屋職,鍛冶屋手風 |
| 梗概(こうがい) | 奥間カンジャーは、尚円王が金丸(と名乗っていた)時代に、伊是名から追われて国頭の奥、奥間ビーチのある所に漂流してきた(金丸を)助けた人である。その時、「貴方様は、普通の人ではない、ただならぬお方だ。貴方様はいつかきっと、立身出世なさるに違いない」と奥間カンジャーが予言したと言う。そして、尚泰久王が亡くなって、その息子、尚徳王になった時、追放運動が持ちあがり、(結局)この金丸が尚円王として、王の位についた。そこで(金丸は)、奥間カンジャーなる者が、(自分の事を)、申し分のない立派な人物であると世間の人々に噂したに違いない、と言って、奥間カンジャーにひどく恩義を感じ、ただちに今帰仁城の按司の位を授けたそうだ。鍛冶屋職から。すると、その奥間鍛冶屋は、突然の幸運に、(喜んで)次の様な歌を詠んだ。「突然の果報を 夢にも思わなかったことだ うれしさに鍛冶屋手風もうまくいった。」鍛冶屋手風、この手風というのはね、「ふいご」と言って、カンジャーフーチの「ふいご」の事なんだよ。手で操作するのがあるでしょう。今でも波平に残っているんじゃないかな。あの手風の事らしい。それから、「鍛冶屋手風の作いぴたと付ちゃさ」というのはね。鍬の耳があるでしょう。あれは溶接してある訳でもないけど、実に見事にピタッとくっついているでしょう。それに例えて詠んだのではないかと思う。この鍛冶屋手風は、奥間カンジャーの歌である。 |
| 全体の記録時間数 | 2:23 |
| 物語の時間数 | 2:23 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |