山原の旅をして首里に戻る時に、私達の下山田、山田の下に、下山田という所があるでしょう。そこにさしかかった時、旅宿というのもなかったので民家を借りて泊まった。そこへ突然鳥が入ってきた。鳥が入ってきたので不思議だと思った。二人孔子、孟子は易学者だから、もう書物を開いてみると家族全滅、孔子も孟子も全滅と易は出た。「珍しいことだ。どうなるにしろこの家から出よう。」と孔子、孟子がそこの家族に言った。「そうですね。」と、今、死ぬのだから出た方がいい、出た方がいいですねと出ることになった。そして、下山田は側だから浜に行って、待っているうちに、その家の上に、とても大きな石が、岩のようなそれが落ちてきて、その家は全滅した。それで、そのように易が出たのだと。それから、今度鳥が入ってくると浜遊びをしなさいといって、浜下りしなさいとそれから始まったようだ。孔子、孟子の二人は、先に死んだら後生は、現世ではあるないといって争っていた。「お前が死んでも私が死んでも、先に死んだ者には箸は供えないで食物を供えなさい。」と二人は相談した。とうとう孔子が先に亡くなったので、相談どおり、孔子にはお箸は供えなかった。しかし要求がなかったので、孟子は「後生後生があったらお箸を要求するという相談だったが、お箸を要求しないから後生はないんだなあ。」と孟子の言い分だそうだ。戦前、那覇に孔子町とあったが、お箸は供えないという話だったよ。今要求するのかなあと思いながら。
| レコード番号 | 47O371730 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C074 |
| 決定題名 | 孔子・孟子(方言) |
| 話者がつけた題名 | 孔子・孟子 |
| 話者名 | 山内実 |
| 話者名かな | やまうちみのる |
| 生年月日 | 19010606 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19770813 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第16班 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T05B07 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P51 |
| キーワード | 山原の旅,首里に戻る時,山田の下,旅宿,鳥,孔子と孟子は易学者,家族全滅,大きな石,浜遊び,箸は供えない,後生 |
| 梗概(こうがい) | 山原の旅をして首里に戻る時に、私達の下山田、山田の下に、下山田という所があるでしょう。そこにさしかかった時、旅宿というのもなかったので民家を借りて泊まった。そこへ突然鳥が入ってきた。鳥が入ってきたので不思議だと思った。二人孔子、孟子は易学者だから、もう書物を開いてみると家族全滅、孔子も孟子も全滅と易は出た。「珍しいことだ。どうなるにしろこの家から出よう。」と孔子、孟子がそこの家族に言った。「そうですね。」と、今、死ぬのだから出た方がいい、出た方がいいですねと出ることになった。そして、下山田は側だから浜に行って、待っているうちに、その家の上に、とても大きな石が、岩のようなそれが落ちてきて、その家は全滅した。それで、そのように易が出たのだと。それから、今度鳥が入ってくると浜遊びをしなさいといって、浜下りしなさいとそれから始まったようだ。孔子、孟子の二人は、先に死んだら後生は、現世ではあるないといって争っていた。「お前が死んでも私が死んでも、先に死んだ者には箸は供えないで食物を供えなさい。」と二人は相談した。とうとう孔子が先に亡くなったので、相談どおり、孔子にはお箸は供えなかった。しかし要求がなかったので、孟子は「後生後生があったらお箸を要求するという相談だったが、お箸を要求しないから後生はないんだなあ。」と孟子の言い分だそうだ。戦前、那覇に孔子町とあったが、お箸は供えないという話だったよ。今要求するのかなあと思いながら。 |
| 全体の記録時間数 | 2:30 |
| 物語の時間数 | 2:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |