ずっと大昔、宇座の海岸に、アーカータンメーという漁師がいらしたそうだ。その人は、キジムナーと友達になって(キジムナーが)「よし、アーカー、今日も海へ行こう。」と誘うと、「オーケー」とね。 アーカータンメーと(キジムナーは)海へ着いた。「たとえどのようなことがあっても、屁をこいてはいけないぞ。」とそのキジムナーが言ったそうだ。」「どうしてなのか。」と(アーカータンメーが)尋ねると、「君が屁をこくと、私は舟から飛び出していなくなってしまうので屁をこいてはいけない。」と言った。「はい分ったよ。」と。そのキジムナーは、アーカータンメーに、いろんな魚を取って来てやったんだ。そして魚の左目玉はくりぬき、キジムナーが食べてしまい、残った魚は、「御前持っていきなさい。」と(アーカータンメーに)持たせたそうだ。キジムナーと友達になったそのアーカータンメーは、こりゃ、不思議なことだ、この世の中で動物とも思えず、マジムンとも思えないがこんなに魚を取ってくるとは、とアーカータンメーは不思議に思っていた。そこで、(アーカータンメーは、キジムナーが食べた残り物をもらっていたので)「貝の糞を喰うアーカー」と言われるようになった。「今日は魚は取れず、貝を取って来た。中身は私が食べたので糞は御前喰いなさいアーカー。」と貝の糞をあげてね。
| レコード番号 | 47O371715 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C074 |
| 決定題名 | キジムナー 魚取りと屁(方言) |
| 話者がつけた題名 | キジムナー |
| 話者名 | 山内実 |
| 話者名かな | やまうちみのる |
| 生年月日 | 19010606 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19770813 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第16班 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T05A15 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P29 |
| キーワード | 宇座の海岸,アーカータンメーという漁師,キジムナーと友達,屁をこいてはいけない,魚の左目玉 |
| 梗概(こうがい) | ずっと大昔、宇座の海岸に、アーカータンメーという漁師がいらしたそうだ。その人は、キジムナーと友達になって(キジムナーが)「よし、アーカー、今日も海へ行こう。」と誘うと、「オーケー」とね。 アーカータンメーと(キジムナーは)海へ着いた。「たとえどのようなことがあっても、屁をこいてはいけないぞ。」とそのキジムナーが言ったそうだ。」「どうしてなのか。」と(アーカータンメーが)尋ねると、「君が屁をこくと、私は舟から飛び出していなくなってしまうので屁をこいてはいけない。」と言った。「はい分ったよ。」と。そのキジムナーは、アーカータンメーに、いろんな魚を取って来てやったんだ。そして魚の左目玉はくりぬき、キジムナーが食べてしまい、残った魚は、「御前持っていきなさい。」と(アーカータンメーに)持たせたそうだ。キジムナーと友達になったそのアーカータンメーは、こりゃ、不思議なことだ、この世の中で動物とも思えず、マジムンとも思えないがこんなに魚を取ってくるとは、とアーカータンメーは不思議に思っていた。そこで、(アーカータンメーは、キジムナーが食べた残り物をもらっていたので)「貝の糞を喰うアーカー」と言われるようになった。「今日は魚は取れず、貝を取って来た。中身は私が食べたので糞は御前喰いなさいアーカー。」と貝の糞をあげてね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:30 |
| 物語の時間数 | 1:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |