昔、名護親方が名護から首里へ向かう途中、恩納村伊武部という部落へ〈現在の伊武部ビーチの付近よ。〉さしかかった時、蛇がとぐろを巻いていた。それを見た名護親方は、これは珍しいことだと感じた。(その蛇は)どうするかと名護親方は座ってながめていた。すると、そのうちに女の人が通って行くと、その蛇は、アカマターは美青年に化けて、女の人を騙して連れていったそうだよ。そして、蛇がとぐろを巻いていた所には、字が書かれていたそうだよ。名護親方は不思議な字だと見ていたそうだ。その後、首里へ向かう途中、アカマターと女の姿は、二度と見ることはなかった。そして、(名護親方は)私でも蛇がとぐろを巻いている所に字を書けば、その女は慣れてくれるだろうかと字を書いて待っていると、女の人があらわれ、その女と名護親方の二人はたいそう仲良くなり、寝たということです。名護親方は、この字を世間へ出しては困るのでと、書いた字を消してしまった。それから、女の人が道端やどこででも用をたした後、唾を「とうっ」とかけなさい、それをすることによりハブにだまされずにすむからと。名護親方は、女の人が道端で用をたした後には、唾を「とうっ」とかけなさいといった。名護親方が字を消したので、何と書いであったのか現在でも分らない。
| レコード番号 | 47O371714 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C074 |
| 決定題名 | 字を書くアカマタ(方言) |
| 話者がつけた題名 | 字を書くアカマタ |
| 話者名 | 山内実 |
| 話者名かな | やまうちみのる |
| 生年月日 | 19010606 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19770813 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第16班 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T05A14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P42 |
| キーワード | 名護親方,名護から首里,恩納村伊武部,蛇がとぐろを巻いていた,女の人,アカマターは美青年に化け,女の人を騙した,字,用をたした後に唾 |
| 梗概(こうがい) | 昔、名護親方が名護から首里へ向かう途中、恩納村伊武部という部落へ〈現在の伊武部ビーチの付近よ。〉さしかかった時、蛇がとぐろを巻いていた。それを見た名護親方は、これは珍しいことだと感じた。(その蛇は)どうするかと名護親方は座ってながめていた。すると、そのうちに女の人が通って行くと、その蛇は、アカマターは美青年に化けて、女の人を騙して連れていったそうだよ。そして、蛇がとぐろを巻いていた所には、字が書かれていたそうだよ。名護親方は不思議な字だと見ていたそうだ。その後、首里へ向かう途中、アカマターと女の姿は、二度と見ることはなかった。そして、(名護親方は)私でも蛇がとぐろを巻いている所に字を書けば、その女は慣れてくれるだろうかと字を書いて待っていると、女の人があらわれ、その女と名護親方の二人はたいそう仲良くなり、寝たということです。名護親方は、この字を世間へ出しては困るのでと、書いた字を消してしまった。それから、女の人が道端やどこででも用をたした後、唾を「とうっ」とかけなさい、それをすることによりハブにだまされずにすむからと。名護親方は、女の人が道端で用をたした後には、唾を「とうっ」とかけなさいといった。名護親方が字を消したので、何と書いであったのか現在でも分らない。 |
| 全体の記録時間数 | 2:27 |
| 物語の時間数 | 2:27 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |