これはね、八年豚の神といって、八年も生きていた豚の話である。その豚の主人、そこの主人は唐旅に出られたそうだ。昔は唐旅といえばただならぬことだった。やがて正月も近くなり、その豚をつぶそうと思っていると、「私の主人はやがて帰ってくる。」と、物を言ったそうだ。それでつぶすことはできなかった。今度は主人がいらっしゃる時、もう唐旅から帰ってこられるので、その豚をつぶして祝いをしようという考えであった。つぶそうとすると、今度もまた、「私の主人はやがて帰ってこられる。」と、そのように物を言ってかれこれして八ヶ年生きていたそうだ。そこの主人は八年目には帰ってこられ、このときには豚はとうとうつぶされてしまった。それは八年豚の神と名を付けられたそうだ。
| レコード番号 | 47O371477 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C065 |
| 決定題名 | 物を言う豚(方言) |
| 話者がつけた題名 | 物を言う豚 |
| 話者名 | 具志堅タケ |
| 話者名かな | ぐしけんたけ |
| 生年月日 | 19140710 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 1981208 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T11A02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P156 |
| キーワード | 八年豚の神,八年も生きていた豚,豚の主人,唐旅,正月,豚をつぶす,私の主人はやがて帰ってくる,物を言った |
| 梗概(こうがい) | これはね、八年豚の神といって、八年も生きていた豚の話である。その豚の主人、そこの主人は唐旅に出られたそうだ。昔は唐旅といえばただならぬことだった。やがて正月も近くなり、その豚をつぶそうと思っていると、「私の主人はやがて帰ってくる。」と、物を言ったそうだ。それでつぶすことはできなかった。今度は主人がいらっしゃる時、もう唐旅から帰ってこられるので、その豚をつぶして祝いをしようという考えであった。つぶそうとすると、今度もまた、「私の主人はやがて帰ってこられる。」と、そのように物を言ってかれこれして八ヶ年生きていたそうだ。そこの主人は八年目には帰ってこられ、このときには豚はとうとうつぶされてしまった。それは八年豚の神と名を付けられたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 0:50 |
| 物語の時間数 | 0:50 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |