渡嘉敷ペークーは、知恵に富み、頭が秀れた人であった。昔、鹿児島から沖縄に、灰縄の御用と、山を積んでこいという話があった。それをペークーが考えて、この灰縄というのは、縄を綯ってから焼いて、鹿児島に持っていったので、それでいいということであった。また、山を壊して鹿児島に持ってきなさいと言われたので、「それを積む船がないので船を持たして下さい。」と返答した。雄鶏の卵、雄鶏が卵を産めるはずがないでしょう。それで、この問題は、「男でも産気づくことがあるのか。」と、(返したそうだ。)雄鶏の卵というのは、男も卵産むか、雄鶏も卵産むかということであった。それから、「きょうは褒美を上げるから馬を持ってきなさい。」言われた。(ペークーは)馬を持って行き「王様は御馳走を上げるのかなあ。」と言ったので、米俵を一俵くれたそうだ。しかし、ヨボヨボの馬だったので、片方だけに(米俵を)積んだため、ギッコリキッコリ歩けなくなったので、「片方だけ重くて、(歩けないので)もう一俵下さい。」と言って、米俵をもう一俵貰ったそうだ。知恵があったのでしょうね。それから、王様の家で、御馳走をもてなされ食べたので、「今度はまた、私の家へいらして下さい。」と言った。(ペークーの)家の門は低いので、わざっと、「今度は私のところへいらして下さい。」とお呼びした。そこで、王様はどこでも御辞儀はしたことはないが、ペークーの家では御辞儀したそうだ。それだけ知恵があったのでしょうね。
| レコード番号 | 47O371434 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C063 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ぺークー(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ぺークー |
| 話者名 | 仲宗根伊八 |
| 話者名かな | なかそねいはち |
| 生年月日 | 19090906 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19811121 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T09B13 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P166 |
| キーワード | 渡嘉敷ペークー,知恵に富み,頭が秀れた人,鹿児島から沖縄に灰縄御用,山を積んでこい,縄を綯ってから焼いた,積む船がない,雄鶏の卵,男でも産気づく,米俵一俵,ヨボヨボの馬,片方に米俵,の門は低い,王様,御辞儀 |
| 梗概(こうがい) | 渡嘉敷ペークーは、知恵に富み、頭が秀れた人であった。昔、鹿児島から沖縄に、灰縄の御用と、山を積んでこいという話があった。それをペークーが考えて、この灰縄というのは、縄を綯ってから焼いて、鹿児島に持っていったので、それでいいということであった。また、山を壊して鹿児島に持ってきなさいと言われたので、「それを積む船がないので船を持たして下さい。」と返答した。雄鶏の卵、雄鶏が卵を産めるはずがないでしょう。それで、この問題は、「男でも産気づくことがあるのか。」と、(返したそうだ。)雄鶏の卵というのは、男も卵産むか、雄鶏も卵産むかということであった。それから、「きょうは褒美を上げるから馬を持ってきなさい。」言われた。(ペークーは)馬を持って行き「王様は御馳走を上げるのかなあ。」と言ったので、米俵を一俵くれたそうだ。しかし、ヨボヨボの馬だったので、片方だけに(米俵を)積んだため、ギッコリキッコリ歩けなくなったので、「片方だけ重くて、(歩けないので)もう一俵下さい。」と言って、米俵をもう一俵貰ったそうだ。知恵があったのでしょうね。それから、王様の家で、御馳走をもてなされ食べたので、「今度はまた、私の家へいらして下さい。」と言った。(ペークーの)家の門は低いので、わざっと、「今度は私のところへいらして下さい。」とお呼びした。そこで、王様はどこでも御辞儀はしたことはないが、ペークーの家では御辞儀したそうだ。それだけ知恵があったのでしょうね。 |
| 全体の記録時間数 | 4:06 |
| 物語の時間数 | 4:06 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |