昔、山原であったことだが、山にイヌマキのたいそう大きな木があったらしい。それで、首里から首里正殿の棟木を選びに、(役人が)いらっしゃった。あいにくこのイヌマキが選ばれてしまった。山原の木こりは、自分の妻にしている女が(イヌマキの精)とは知らなかった。その女は、非常に美しいので妻にして、これと子どもまでできていたんだ。それで、(イヌマキは)首里正殿の棟木になるために切られることになった。ある晩、子どもが眠っている枕元に、この女が現われて、「さあ、私は、おかあさんは明日から、首里正殿の棟木になるから、お前は泣かずに、おとうさんに育ててもらいなさいよ。」と遺言した。それから翌日、(イヌマキは)切られて、首里に運ぶことになったのだが、何百人がかりでも運べない木を、この子一人で、「ヨイシー、ヨイシー」と、首里まで運んでいったという話だよ。
| レコード番号 | 47O371402 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C062 |
| 決定題名 | チャーギの精(方言) |
| 話者がつけた題名 | チャーギの精 |
| 話者名 | 新垣小松 |
| 話者名かな | あらかきこまつ |
| 生年月日 | 19120205 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19811120 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T08B08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | むかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P76 |
| キーワード | 山原,山にイヌマキの大きな木,首里正殿の棟木,山原の木こりの妻,イヌマキの精 |
| 梗概(こうがい) | 昔、山原であったことだが、山にイヌマキのたいそう大きな木があったらしい。それで、首里から首里正殿の棟木を選びに、(役人が)いらっしゃった。あいにくこのイヌマキが選ばれてしまった。山原の木こりは、自分の妻にしている女が(イヌマキの精)とは知らなかった。その女は、非常に美しいので妻にして、これと子どもまでできていたんだ。それで、(イヌマキは)首里正殿の棟木になるために切られることになった。ある晩、子どもが眠っている枕元に、この女が現われて、「さあ、私は、おかあさんは明日から、首里正殿の棟木になるから、お前は泣かずに、おとうさんに育ててもらいなさいよ。」と遺言した。それから翌日、(イヌマキは)切られて、首里に運ぶことになったのだが、何百人がかりでも運べない木を、この子一人で、「ヨイシー、ヨイシー」と、首里まで運んでいったという話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:17 |
| 物語の時間数 | 1:17 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |