屋良ムルチ(方言)

概要

昔、昔、七つき雨が降って、それから七つき旱魃の年があったそうだ。それで、住民はたいそう困って、そこの王様も「もうどうした方がいいのか。」と、いろいろ考えていた。そこで、王様の下女に、女中に物知りがいたようだ。その物知りが、「そこのムルチにはね、これぽっちも汚(けが)れてない女、汚れていない女を入れない限り雨は降らないでしょう。」と、お告げをした。王様は、「では、そういう女は何処を探して対処すればいいのだろうか。」と、いっしょうけんめい考えていた。そのとき、王様の下女が、使用人の女が、「そういうことであれば、私がムルチに入ります。心配なさらないで下さい。」と申し出た。その女はすぐさまムルチに飛び込み、飛び込むのと同時に大雨が降った。雨が降ったのでそのムルチは水が溢れ出し、そこに飛び込んだ女も水といっしょに流れてきて助かった。そこへ王様がやってきて、「その女がいたからこそ、恵みの雨も降ってくれて、世の中も落ち着いた。さあ、この女は私の妻にしよう。」と言った。そして、その人はとても幸福に暮らしたという話である。

再生時間:1:37

民話詳細DATA

レコード番号 47O371401
CD番号 47O37C062
決定題名 屋良ムルチ(方言)
話者がつけた題名 屋良ムルチ
話者名 新垣小松
話者名かな あらかきこまつ
生年月日 19120205
性別
出身地 沖縄県読谷村儀間
記録日 19811120
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村儀間T08B07
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく) むかしむかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集5儀間の民話 P240
キーワード 七つき雨,七つき旱魃,王様,女中に物知り,ムルチ,女を生け贄,大雨
梗概(こうがい) 昔、昔、七つき雨が降って、それから七つき旱魃の年があったそうだ。それで、住民はたいそう困って、そこの王様も「もうどうした方がいいのか。」と、いろいろ考えていた。そこで、王様の下女に、女中に物知りがいたようだ。その物知りが、「そこのムルチにはね、これぽっちも汚(けが)れてない女、汚れていない女を入れない限り雨は降らないでしょう。」と、お告げをした。王様は、「では、そういう女は何処を探して対処すればいいのだろうか。」と、いっしょうけんめい考えていた。そのとき、王様の下女が、使用人の女が、「そういうことであれば、私がムルチに入ります。心配なさらないで下さい。」と申し出た。その女はすぐさまムルチに飛び込み、飛び込むのと同時に大雨が降った。雨が降ったのでそのムルチは水が溢れ出し、そこに飛び込んだ女も水といっしょに流れてきて助かった。そこへ王様がやってきて、「その女がいたからこそ、恵みの雨も降ってくれて、世の中も落ち着いた。さあ、この女は私の妻にしよう。」と言った。そして、その人はとても幸福に暮らしたという話である。
全体の記録時間数 1:37
物語の時間数 1:37
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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