昼から後はあの世の人で、昼は普通の人だった。昔は妊娠したまま死んだら思いが残ると言われていた。あの世に行っても子供が極楽いかないそうだ。それは首里での話で、妊娠したまま亡くなった女をそのまま墓に葬った。そして、その妊娠していた赤子は墓で生まれたようだね。墓で生まれたので、亡くなった母親は、毎日(幽霊になって)店へ来ていた。このお店の人が、母親からお金を手に取る間はちゃんとしたお金だが、その人が行くと打ち紙になっていたそうだ。受け取るときはちゃんとお金なんだが。もうお店の人は、不思議でたまらない、ついには女の後を追って行ったようだね。後を追って行くと、ある小さい墓があり、そこに入って行ったそうだ。すると、人いるやいなや、ンガーンガーと赤子が泣いたそうだ。そうして墓を開け連れ出した。こうして育てたのがテーラヒカマグチという人なんだよ。この人は、午前中は現世の人で、午後からは後生の人になったそうだ。また一人息子が死んで悲しんでいる人がいた。それを見たテーラシカマクチはその人を子供に合わすため、あの世に連れて行った。死んだ息子はあの世で楽しく遊んだり、友達もたくさんいたので連れ戻すこともできず、あきらめて帰って行った。
| レコード番号 | 47O371372 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C060 |
| 決定題名 | 子育て幽霊(共通語) |
| 話者がつけた題名 | テーラシカマクチ |
| 話者名 | 新垣小松 |
| 話者名かな | あらかきこまつ |
| 生年月日 | 19120205 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第15班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T07A11 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 昼から後はあの世,妊娠,思いが残る,首里,墓に葬った,母親が幽霊,お金,打ち紙,墓の中に子供,一人息子,テーラシカマクチ,あの世に連れて行った,死んだ息子,楽しく遊んでいた |
| 梗概(こうがい) | 昼から後はあの世の人で、昼は普通の人だった。昔は妊娠したまま死んだら思いが残ると言われていた。あの世に行っても子供が極楽いかないそうだ。それは首里での話で、妊娠したまま亡くなった女をそのまま墓に葬った。そして、その妊娠していた赤子は墓で生まれたようだね。墓で生まれたので、亡くなった母親は、毎日(幽霊になって)店へ来ていた。このお店の人が、母親からお金を手に取る間はちゃんとしたお金だが、その人が行くと打ち紙になっていたそうだ。受け取るときはちゃんとお金なんだが。もうお店の人は、不思議でたまらない、ついには女の後を追って行ったようだね。後を追って行くと、ある小さい墓があり、そこに入って行ったそうだ。すると、人いるやいなや、ンガーンガーと赤子が泣いたそうだ。そうして墓を開け連れ出した。こうして育てたのがテーラヒカマグチという人なんだよ。この人は、午前中は現世の人で、午後からは後生の人になったそうだ。また一人息子が死んで悲しんでいる人がいた。それを見たテーラシカマクチはその人を子供に合わすため、あの世に連れて行った。死んだ息子はあの世で楽しく遊んだり、友達もたくさんいたので連れ戻すこともできず、あきらめて帰って行った。 |
| 全体の記録時間数 | 3:43 |
| 物語の時間数 | 3:43 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |