くぬ前寺という御願所が出来た話である。最初、久米島から[ ]女が船から流されて来て、その流された船が着いた所が、前寺という所の下の浜に乗り上がった。そこへ仲門親方、この方が通り合わせて、これを見て、そうして女を救いあげた。そして、野原に上がってきた。久米島から流された人は美人だったそうで、そういう美人だなあという気持ちから話かけたかも分らないけど、そこで二人して話をなさったそうだ。それからつき合いを始めたわけだ。そうしているうちに、久米島はその人が島流しに合ってから、久米島の部落は余り何も出来なくなった。久米島へその人を帰さないといけないとのことで、そこは騒動になった。どのようにしたら帰るかと、帰そうとしているが、その本人は「ただ簡単には久米島には帰らない」と言ったので、どうしたら帰るかとのことになった。「貴方達が帆船を作ってその帆船からだったら私は帰る。」と言った。帆船を作ってでも久米島に帰さないといけないと、元に帰さなければ久米島の島のためではないと、久米島に帰した。その後久米島は、また栄えたとのお話、そんな伝え物語り、昔話をあちこち聞いたつもりだが、これが事実かどうか十二、三の年頃に聞いた話なので、はっきりあなたがたに話すこともできないのだが、ここで終って失礼します。
| レコード番号 | 47O371308 |
|---|---|
| CD番号 | - |
| 決定題名 | 前寺松の由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | 前寺松の由来 |
| 話者名 | 仲宗根徳真 |
| 話者名かな | なかそねとくしん |
| 生年月日 | 19051225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770814 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第6班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T05A12 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P236 |
| キーワード | 前寺,御願所,久米島から女,へ仲門親方,美人,島流し,帆船 |
| 梗概(こうがい) | くぬ前寺という御願所が出来た話である。最初、久米島から[ ]女が船から流されて来て、その流された船が着いた所が、前寺という所の下の浜に乗り上がった。そこへ仲門親方、この方が通り合わせて、これを見て、そうして女を救いあげた。そして、野原に上がってきた。久米島から流された人は美人だったそうで、そういう美人だなあという気持ちから話かけたかも分らないけど、そこで二人して話をなさったそうだ。それからつき合いを始めたわけだ。そうしているうちに、久米島はその人が島流しに合ってから、久米島の部落は余り何も出来なくなった。久米島へその人を帰さないといけないとのことで、そこは騒動になった。どのようにしたら帰るかと、帰そうとしているが、その本人は「ただ簡単には久米島には帰らない」と言ったので、どうしたら帰るかとのことになった。「貴方達が帆船を作ってその帆船からだったら私は帰る。」と言った。帆船を作ってでも久米島に帰さないといけないと、元に帰さなければ久米島の島のためではないと、久米島に帰した。その後久米島は、また栄えたとのお話、そんな伝え物語り、昔話をあちこち聞いたつもりだが、これが事実かどうか十二、三の年頃に聞いた話なので、はっきりあなたがたに話すこともできないのだが、ここで終って失礼します。 |
| 全体の記録時間数 | 1:47 |
| 物語の時間数 | 1:47 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |