昔ね、真玉橋に橋を架けたときね、いつも壊れてしまったそうだ。その橋は壊れたってさ。そのため、大工達はとても悩んでね、どんなふうにして橋をかけたら、その橋は壊れずに済むのだろうかと悩んでいる時に、ある女が通りかかり、「貴方達が、そこへいくら橋を架けられても、そこには橋は架からないよ。」と言った。〈女の髪ね、髪を、このように結んでね、紐のことよ。それに昔は、ムーティーと言っていたよ。〉ムーティーしている女がね、「七色ムーティーしている(女を)そこへ生き埋めにすると、その橋はちゃんと完成するでしょう。」と言った。「ああ、もう大変だ、人を生き埋めにして、この橋はかかるんだってよ、ああ、どうしたらよいだろうか。」大工達は困りはてた。それから、大工達は、橋を架ける大工達は、あっち、こっちと、七色ムーティーをしている女を、捜したが、どこにも見当らなかった。「もしかすると、そう言った女が(七色ムーティーを)しているかもしれない。もう一度、その女であるのか確かめてみないといけない。」といって、その女を訪ねてみると、その女は七色ムーティーをしていたそうだ。そして、そういう事情で、それは天命かもしれないので、もうそこへ女は生き埋めされることになってしまった。生き埋めされない前にね、七色ムーティーしている女には娘がいたそうだ。その娘は、何本位だったかなあ。〉何本かになる娘がいたそうだ。女は、その娘に遺言をした。体が埋められない前に、そこへ、生き埋めにされないといけないので、体を埋められない前にね、その娘に(向かって)遺言をした。「あなたは、人より先に物は言わないように。」といって、それから人より先に物を言うなということわざや、七色ムーティーというのは、この様な話からでているんだよ。遺言もして、もう思い残すことはない。もう天命だから仕方がないと。とうとう、その女は生き埋めにされてしまった。生き埋めにしてから、橋をかけると、その橋は順調に行き、壊れずに済んだ。「ああ、やっぱり人より先に物を言ったあの女だったのね。」それから、その娘に遺言した通り、「人より先に物を言うなよ」というのは、こういう話からあるんだよ。
| レコード番号 | 47O371280 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C055 |
| 決定題名 | 真玉橋の人柱(方言) |
| 話者がつけた題名 | 真玉橋の人柱 |
| 話者名 | 山内カマ |
| 話者名かな | やまうちかま |
| 生年月日 | 18980905 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T03B07 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P95 |
| キーワード | 真玉橋,橋は壊れた,大工達は悩んだ,ある女,七色ムーティー,生き埋め,橋は完成,天命,女は生き埋め,娘に遺言,人より先に物は言うな |
| 梗概(こうがい) | 昔ね、真玉橋に橋を架けたときね、いつも壊れてしまったそうだ。その橋は壊れたってさ。そのため、大工達はとても悩んでね、どんなふうにして橋をかけたら、その橋は壊れずに済むのだろうかと悩んでいる時に、ある女が通りかかり、「貴方達が、そこへいくら橋を架けられても、そこには橋は架からないよ。」と言った。〈女の髪ね、髪を、このように結んでね、紐のことよ。それに昔は、ムーティーと言っていたよ。〉ムーティーしている女がね、「七色ムーティーしている(女を)そこへ生き埋めにすると、その橋はちゃんと完成するでしょう。」と言った。「ああ、もう大変だ、人を生き埋めにして、この橋はかかるんだってよ、ああ、どうしたらよいだろうか。」大工達は困りはてた。それから、大工達は、橋を架ける大工達は、あっち、こっちと、七色ムーティーをしている女を、捜したが、どこにも見当らなかった。「もしかすると、そう言った女が(七色ムーティーを)しているかもしれない。もう一度、その女であるのか確かめてみないといけない。」といって、その女を訪ねてみると、その女は七色ムーティーをしていたそうだ。そして、そういう事情で、それは天命かもしれないので、もうそこへ女は生き埋めされることになってしまった。生き埋めされない前にね、七色ムーティーしている女には娘がいたそうだ。その娘は、何本位だったかなあ。〉何本かになる娘がいたそうだ。女は、その娘に遺言をした。体が埋められない前に、そこへ、生き埋めにされないといけないので、体を埋められない前にね、その娘に(向かって)遺言をした。「あなたは、人より先に物は言わないように。」といって、それから人より先に物を言うなということわざや、七色ムーティーというのは、この様な話からでているんだよ。遺言もして、もう思い残すことはない。もう天命だから仕方がないと。とうとう、その女は生き埋めにされてしまった。生き埋めにしてから、橋をかけると、その橋は順調に行き、壊れずに済んだ。「ああ、やっぱり人より先に物を言ったあの女だったのね。」それから、その娘に遺言した通り、「人より先に物を言うなよ」というのは、こういう話からあるんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:01 |
| 物語の時間数 | 3:01 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |