昔、もう尾類(じゅり)と遊んでばかりいる男がいた。しかし、女としては、「尾類のところへはどうしても行かせない。」と妻は言ったようだ。(夫は)「そうではなくてただ友達づきあいであって、尾類と遊ぶことはない。」と言ったので行かせたようだ。家からはそう言って出たのであるが、やっぱり行ってみると、男は尾類と遊びたくなった。そこで、女は知恵を働かせた。ンムクジを水で溶いて、それに塩を入れてね、下の方はどこもかも、男の下の方全部に塗って行かせたようだ。そのようにして行ったようだ。「尾類を呼ぼうか。」と言われると、「私はもう、私の妻と約束してきたので、きょうは尾類を呼ぶことはできない」と言った。「あなたはそのくらいも分らないか、そこを洗ってねまた後で私がちゃんと塗ってあげるよ。」と、尾類が言ったようだ。そしたら、「あなたと、きょう遊ぶよ。」と遊んだようだ。その後は、ンムクジを水で溶いて、そこを白く塗ってあげたわけだ。家へ帰ると、妻が、「きょうは尾類は呼ばなかったか。」と聞いたようだね。「尾類は呼ばなかった。友達の交際をしただけだ。」と妻に言った。妻は知恵があるので、白いのを取って嘗めてみると、塩は入ってなく、甘かった。それで二人はごたごたを起こしたが、男はその後自重した。
| レコード番号 | 47O371270 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C055 |
| 決定題名 | 尾類呼ばーの話(方言) |
| 話者がつけた題名 | 尾類呼ばーの話 |
| 話者名 | 宮城正栄 |
| 話者名かな | みやぎしょうえい |
| 生年月日 | 19070510 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第13班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T03A17 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | んかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P230 |
| キーワード | 尾類,ンムクジに塩,男の下半身に塗った,妻は知恵,塩が入ってない |
| 梗概(こうがい) | 昔、もう尾類(じゅり)と遊んでばかりいる男がいた。しかし、女としては、「尾類のところへはどうしても行かせない。」と妻は言ったようだ。(夫は)「そうではなくてただ友達づきあいであって、尾類と遊ぶことはない。」と言ったので行かせたようだ。家からはそう言って出たのであるが、やっぱり行ってみると、男は尾類と遊びたくなった。そこで、女は知恵を働かせた。ンムクジを水で溶いて、それに塩を入れてね、下の方はどこもかも、男の下の方全部に塗って行かせたようだ。そのようにして行ったようだ。「尾類を呼ぼうか。」と言われると、「私はもう、私の妻と約束してきたので、きょうは尾類を呼ぶことはできない」と言った。「あなたはそのくらいも分らないか、そこを洗ってねまた後で私がちゃんと塗ってあげるよ。」と、尾類が言ったようだ。そしたら、「あなたと、きょう遊ぶよ。」と遊んだようだ。その後は、ンムクジを水で溶いて、そこを白く塗ってあげたわけだ。家へ帰ると、妻が、「きょうは尾類は呼ばなかったか。」と聞いたようだね。「尾類は呼ばなかった。友達の交際をしただけだ。」と妻に言った。妻は知恵があるので、白いのを取って嘗めてみると、塩は入ってなく、甘かった。それで二人はごたごたを起こしたが、男はその後自重した。 |
| 全体の記録時間数 | 1:13 |
| 物語の時間数 | 1:13 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |