あのね、(継親には)継子と(実子)のふたりいたらしい。上の子が先妻の子で、(継親の実子は)二男であった。それでその上の子がいなかったら、自分の息子が長男になるので、「どうにかしていつかは殺してやろう。」と継親は考えていた。ある日、長男に「田を耕してきなさい。」と、弁当を持たせて行かした。その弁当はとてもおいしそうに作ってね、その中には毒、毒を入れてあった。長男は、日頃から(継親のやることは)分っているので、「いつもと変わって、きょうの物は変わっているが不思議だなあ。」と思った。そして、自分が食べたように見せかけ、一碗は田の畔にこぼしてみた。そこに鳥が、小鳥が飛んできて、弁当を食って、毒を食ってそこに倒れてしまった。(継子は)一碗だけ残して家に持ってきて、棚の中に入れて、自分は知らんふりして置いてあったようだ。しばらくして弟が来てね、棚を開けて、「ごちそうがある、おいしそうだ。」と言って、食べたらしいね。それで長男は助かって、(継親は)自分の子を殺したとね。
| レコード番号 | 47O371259 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C054 |
| 決定題名 | 継子話 烏と弁当(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | 継子話 |
| 話者名 | 宮城正栄 |
| 話者名かな | みやぎしょうえい |
| 生年月日 | 19001025 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第13班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T03A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P145 |
| キーワード | 継子,先妻の子,継親,毒入り弁当,田の畔,小鳥,弟が食べた |
| 梗概(こうがい) | あのね、(継親には)継子と(実子)のふたりいたらしい。上の子が先妻の子で、(継親の実子は)二男であった。それでその上の子がいなかったら、自分の息子が長男になるので、「どうにかしていつかは殺してやろう。」と継親は考えていた。ある日、長男に「田を耕してきなさい。」と、弁当を持たせて行かした。その弁当はとてもおいしそうに作ってね、その中には毒、毒を入れてあった。長男は、日頃から(継親のやることは)分っているので、「いつもと変わって、きょうの物は変わっているが不思議だなあ。」と思った。そして、自分が食べたように見せかけ、一碗は田の畔にこぼしてみた。そこに鳥が、小鳥が飛んできて、弁当を食って、毒を食ってそこに倒れてしまった。(継子は)一碗だけ残して家に持ってきて、棚の中に入れて、自分は知らんふりして置いてあったようだ。しばらくして弟が来てね、棚を開けて、「ごちそうがある、おいしそうだ。」と言って、食べたらしいね。それで長男は助かって、(継親は)自分の子を殺したとね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:36 |
| 物語の時間数 | 1:36 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |