ある武士がね、敵の首がほしかったらしい。そして、飼っている犬を呼んで、「お前が敵の首を取ってきたら、お前の望みどうりに何でもさせてあげる。」というと、犬は喜びいさんで敵の首を取ってきたようだね。取ってきて見せると、(武士が)「お前が欲しいのは何か。」と尋ねると、犬は「あなたの娘がほしい。」と言った。武士は「いったん男が、武士たる者が言葉を言い出したからには、約束なので娘をあげないといけない。」と言った。「そうなったからには私は、武士たる者が、犬と自分の娘とを夫婦にしたとなれば(恥かしくて)ここにお前をおいておくわけにはいかない。船に乗せて行かすので、お前たちが着く島はお前たちの島だから、そこで暮らしなさい。」と行かせた。その船に乗って行くと、着いた所は無人島だったようだ。その宮古はね、無人島なので娘はさびしさのあまり、犬なのだが自分の飼っている犬と夫婦になったようだね。そして、子どもも生まれた。それで、宮古は犬の子といわれ犬の子孫の広がりであると、宮古の人は言われているという伝え話を聞いているんだがね。
| レコード番号 | 47O371208 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C053 |
| 決定題名 | 犬婿入り(方言) |
| 話者がつけた題名 | 宮古島の始まり |
| 話者名 | 玉城カマド |
| 話者名かな | たましろかまど |
| 生年月日 | 19100620 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第7班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T01B23 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P70 |
| キーワード | 武士,敵の首,犬,娘が欲しい,娘と夫婦,宮古 |
| 梗概(こうがい) | ある武士がね、敵の首がほしかったらしい。そして、飼っている犬を呼んで、「お前が敵の首を取ってきたら、お前の望みどうりに何でもさせてあげる。」というと、犬は喜びいさんで敵の首を取ってきたようだね。取ってきて見せると、(武士が)「お前が欲しいのは何か。」と尋ねると、犬は「あなたの娘がほしい。」と言った。武士は「いったん男が、武士たる者が言葉を言い出したからには、約束なので娘をあげないといけない。」と言った。「そうなったからには私は、武士たる者が、犬と自分の娘とを夫婦にしたとなれば(恥かしくて)ここにお前をおいておくわけにはいかない。船に乗せて行かすので、お前たちが着く島はお前たちの島だから、そこで暮らしなさい。」と行かせた。その船に乗って行くと、着いた所は無人島だったようだ。その宮古はね、無人島なので娘はさびしさのあまり、犬なのだが自分の飼っている犬と夫婦になったようだね。そして、子どもも生まれた。それで、宮古は犬の子といわれ犬の子孫の広がりであると、宮古の人は言われているという伝え話を聞いているんだがね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:30 |
| 物語の時間数 | 1:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |