城と城が戦争をして、姫が居るところは負けそうになった。そこには大事に飼っている犬がいたそうだ。王様が(その犬に)「もしかすると今度の戦さには此処は負けるかもしれないので、お前が、隣の王様の首でも討ってくれるのならば、お前の望みは何だってかなえてあげるよ。お前の思いどうりにしてあげるよ。」と言った。その犬はそれを聞くやいなや飛び出て行き、隣の王様の首をむしり取って来たようだ。もう言葉を出したからには、王様は、犬を艦に入れてあげ、ていねいに扱い、ありったけの御馳走も持って行ったが、ちっとも食べなかった。その犬はね。食べなかったので、「ではまず、姫に持たしてごらん。」と言って、姫に持たしてみると、パクパクと食べた。それで、「そうか、これは、そのように話してあったので、姫が欲しかったのだね。」と察して、ふたりを夫婦にしてあげたそうだ。それから、子どもが八人生まれたが、八人とも上半身は人のかたちで、下半身は犬の格好だったようだ。それでおしまい。
| レコード番号 | 47O371207 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C053 |
| 決定題名 | 犬婿入り(方言) |
| 話者がつけた題名 | 犬と人間が子供を産んだ話 |
| 話者名 | 新垣小松 |
| 話者名かな | あらかきこまつ |
| 生年月日 | 19120205 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第7班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T01B22 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 姑 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P74 |
| キーワード | 城と城が戦争,姫,大事に飼っている犬,王様,隣の王様の首,犬を艦,御馳走,姫と夫婦,子供が八人,上半身は人で下半身は犬 |
| 梗概(こうがい) | 城と城が戦争をして、姫が居るところは負けそうになった。そこには大事に飼っている犬がいたそうだ。王様が(その犬に)「もしかすると今度の戦さには此処は負けるかもしれないので、お前が、隣の王様の首でも討ってくれるのならば、お前の望みは何だってかなえてあげるよ。お前の思いどうりにしてあげるよ。」と言った。その犬はそれを聞くやいなや飛び出て行き、隣の王様の首をむしり取って来たようだ。もう言葉を出したからには、王様は、犬を艦に入れてあげ、ていねいに扱い、ありったけの御馳走も持って行ったが、ちっとも食べなかった。その犬はね。食べなかったので、「ではまず、姫に持たしてごらん。」と言って、姫に持たしてみると、パクパクと食べた。それで、「そうか、これは、そのように話してあったので、姫が欲しかったのだね。」と察して、ふたりを夫婦にしてあげたそうだ。それから、子どもが八人生まれたが、八人とも上半身は人のかたちで、下半身は犬の格好だったようだ。それでおしまい。 |
| 全体の記録時間数 | 1:09 |
| 物語の時間数 | 1:09 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |