首里での話だよ、ある女の人が妊娠したまま、もう九ヵ月にもなっていたが亡くなってしまった。そうして墓に葬った。そして、その妊娠していた赤子は墓で生まれたようだね。墓で生まれたので、亡くなった母親は、毎日(幽霊になって)店へあめ玉を買いに行っていた。昔はあめ玉の他には何も無いからね。このお店の人が、母親からお金を手に取る間はちゃんとしたお金だが、その人が行くと打ち紙になっていたそうだ。受け取るときはちゃんとお金なんだが。そうしてあめ玉を買って子供を育てていた。もうお店の人は、不思議でたまらない、ついには女の後を追って行ったようだね。後を追って行くと、ある小さい墓があり、そこに入って行ったそうだ。すると、人いるやいなや、ンガーンガーと赤子が泣いたそうだ。そうして墓を開け連れ出した。こうして育てたのがテーラヒカマグチという人なんだよ。この人は、午前中は現世の人で、午後からは後生の人になったそうだ。またこの人は、今でいうワジリカーラ等も見せたそうだよ。午後からは後生の人になれたからね。午前中は現世の人だけど。テーラヒカマグチという人は。これも首里での話だよ。打ち紙は後生ではお金になるようだね、それで何か支払ったりして、この打ち紙もテーラヒカマグチが出したことだそうだ。
| レコード番号 | 47O371198 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C052 |
| 決定題名 | 子育て幽霊(方言) |
| 話者がつけた題名 | テーラヒカマグチの話 |
| 話者名 | 新垣小松 |
| 話者名かな | あらかきこまつ |
| 生年月日 | 19120205 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第3班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T01B13 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集5儀間の民話 P82 |
| キーワード | 首里,女が妊娠,亡くなった,墓に葬った,墓で生まれた,店へあめ玉を買いに,お金,打ち紙,赤子が泣いた,テーラヒカマグチ,午前中は現世,午後から後生,ワジリカーラ,打ち紙は後生のお金 |
| 梗概(こうがい) | 首里での話だよ、ある女の人が妊娠したまま、もう九ヵ月にもなっていたが亡くなってしまった。そうして墓に葬った。そして、その妊娠していた赤子は墓で生まれたようだね。墓で生まれたので、亡くなった母親は、毎日(幽霊になって)店へあめ玉を買いに行っていた。昔はあめ玉の他には何も無いからね。このお店の人が、母親からお金を手に取る間はちゃんとしたお金だが、その人が行くと打ち紙になっていたそうだ。受け取るときはちゃんとお金なんだが。そうしてあめ玉を買って子供を育てていた。もうお店の人は、不思議でたまらない、ついには女の後を追って行ったようだね。後を追って行くと、ある小さい墓があり、そこに入って行ったそうだ。すると、人いるやいなや、ンガーンガーと赤子が泣いたそうだ。そうして墓を開け連れ出した。こうして育てたのがテーラヒカマグチという人なんだよ。この人は、午前中は現世の人で、午後からは後生の人になったそうだ。またこの人は、今でいうワジリカーラ等も見せたそうだよ。午後からは後生の人になれたからね。午前中は現世の人だけど。テーラヒカマグチという人は。これも首里での話だよ。打ち紙は後生ではお金になるようだね、それで何か支払ったりして、この打ち紙もテーラヒカマグチが出したことだそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:35 |
| 物語の時間数 | 1:35 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |