昔さ、(ある家に)女の子が生まれた。そこは犬を飼っていたのでしょうね。この女の子がうんこをした時に、女の親はいつもその犬にうんこを食べさせていた。犬が糞を食べるとあるでしょう。それでこの犬は、いつもこの女の子が排便するたびに食べたりしていたわけだ。それで、(母親は)「お前さん、この子が大きくなったらお前の嫁にやろうね。」などと、この犬に言っていたものだから、この犬はそのように思っていたわけだ。そして、この女の子は美人になり、十七、八才の年頃になったので、嫁がせようとしたのだが、この犬が邪魔して結婚させることができなかった。そしてまた、娘もこの犬をかわいがっていた。「お前は誰の嫁になりたいのか。」と聞くと、犬に小石を投げて、「あれの嫁になりたい。」と言った。とうとうこの二人は、娘は犬と夫婦になって所帯を持ち、子供も生んだ。〈本当の子供を生むんだってよ、犬と。〉そして、子供を生んだわけだ。犬の子というのはそれから始まった。宮古の人たちは、犬の子の子孫だという話だったのだが、本当の事かどうか。そういう話があった。
| レコード番号 | 47O371181 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C052 |
| 決定題名 | 犬婿入り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 宮古の祖先の話 |
| 話者名 | 具志堅タケ |
| 話者名かな | ぐしけんたけ |
| 生年月日 | 19140710 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第1班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T01A15 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 女の子,犬が糞を食べる,娘は犬と夫婦,宮古の子孫 |
| 梗概(こうがい) | 昔さ、(ある家に)女の子が生まれた。そこは犬を飼っていたのでしょうね。この女の子がうんこをした時に、女の親はいつもその犬にうんこを食べさせていた。犬が糞を食べるとあるでしょう。それでこの犬は、いつもこの女の子が排便するたびに食べたりしていたわけだ。それで、(母親は)「お前さん、この子が大きくなったらお前の嫁にやろうね。」などと、この犬に言っていたものだから、この犬はそのように思っていたわけだ。そして、この女の子は美人になり、十七、八才の年頃になったので、嫁がせようとしたのだが、この犬が邪魔して結婚させることができなかった。そしてまた、娘もこの犬をかわいがっていた。「お前は誰の嫁になりたいのか。」と聞くと、犬に小石を投げて、「あれの嫁になりたい。」と言った。とうとうこの二人は、娘は犬と夫婦になって所帯を持ち、子供も生んだ。〈本当の子供を生むんだってよ、犬と。〉そして、子供を生んだわけだ。犬の子というのはそれから始まった。宮古の人たちは、犬の子の子孫だという話だったのだが、本当の事かどうか。そういう話があった。 |
| 全体の記録時間数 | 1:07 |
| 物語の時間数 | 1:07 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |