昔は唐旅というのがあり、唐旅をなさるということは、たいそう名誉なことで、とても偉い役人しかいけなかった。そして、ある人が唐旅へ行くとき、船に白い鳥がとまっていた。「船尾の綱に白い鳥がとまっているよ。」というと、「白い鳥ではない ウナイ神だよ。」と返ってきた。それから、その人は唐旅を終えて帰るときに、台風にあい船はひっくり返され、遭難してしまった。もうこの人たちは、おぼれて死んでしまうと思っていた。そんな夢うつつの状態のとき、船は女にこうひき起こされた。かたむいていた船だが、ひき起こされ、(その人たちも)船に乗ったそうだ。その起こしてくれたのは女の人で、ハジチを突き、手いっぱいにハジチがあったそうだ。そこで、その人は助けてくれた恩義として、唐旅から帰って家につくと、すぐ妻や姉妹たちみんなにハジチを突いた。それからハジチというのは始まったということだよ。また、その歌にしてみても、ことばは言い方しだいといって、白い鳥というのは厄なのだが、「船尾の綱に白い鳥がとまっているよ。」というと、「白い鳥ではないウナイ神だよ。」と、その言葉を返したことで助かったという話だよ。それから、沖縄のハジチは始まったそうだ。
| レコード番号 | 47O371174 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C052 |
| 決定題名 | 船旅とウナイ神(共通語) |
| 話者がつけた題名 | ハジチ由来 |
| 話者名 | 具志堅タケ |
| 話者名かな | ぐしけんたけ |
| 生年月日 | 19140710 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第1班 |
| 元テープ番号 | 読谷村儀間T01A08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 父 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 唐旅,船に白い鳥,ウナイ神,台風,遭難,女,ハジチ,助けた恩義,妻や姉妹にハジチ |
| 梗概(こうがい) | 昔は唐旅というのがあり、唐旅をなさるということは、たいそう名誉なことで、とても偉い役人しかいけなかった。そして、ある人が唐旅へ行くとき、船に白い鳥がとまっていた。「船尾の綱に白い鳥がとまっているよ。」というと、「白い鳥ではない ウナイ神だよ。」と返ってきた。それから、その人は唐旅を終えて帰るときに、台風にあい船はひっくり返され、遭難してしまった。もうこの人たちは、おぼれて死んでしまうと思っていた。そんな夢うつつの状態のとき、船は女にこうひき起こされた。かたむいていた船だが、ひき起こされ、(その人たちも)船に乗ったそうだ。その起こしてくれたのは女の人で、ハジチを突き、手いっぱいにハジチがあったそうだ。そこで、その人は助けてくれた恩義として、唐旅から帰って家につくと、すぐ妻や姉妹たちみんなにハジチを突いた。それからハジチというのは始まったということだよ。また、その歌にしてみても、ことばは言い方しだいといって、白い鳥というのは厄なのだが、「船尾の綱に白い鳥がとまっているよ。」というと、「白い鳥ではないウナイ神だよ。」と、その言葉を返したことで助かったという話だよ。それから、沖縄のハジチは始まったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:50 |
| 物語の時間数 | 1:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |