これはね、婿達ふたりの話だろうね。婿達ふたりは親の家に言ったらしいよ、自分の妻の家にね。「もう、近い婿には御馳走も出して、肉も、御飯も、おいしいのから出して食べさせて、私には何も呉れない、只、お茶だけ飲まされて帰された。」と言って(遠い婿は)家に帰って自分の妻をなじったようだ。「何だい、お前の親は。近い婿には御馳走も食べさせて、遠い婿には、只、お茶だけを飲ませて、こんなことではいけない。」と言って、妻を、ちょっとやりこめたようだ。(妻は)「うーん,そうか。」と言った。また、もう一回、ここ(親の家)に呼んでやったようだ。もう、また(その時)も遠い婿は、もう、お茶だけを飲んで、足も軽く、家にたどり着いたようだ。(妻の親は)「もう一回には近い婿も、遠い婿も、御馳走も沢山食べさせてから帰そう。」と(考えていた)。最初、お茶を飲んだ(時には)婿は家に、たやすく着いたようだ、足で歩いてのことだから。また、もう一回来た時には、御馳走だけを食べさせたようだ。この遠い婿にはね。それで、御馳走だけ食べたので、家はあまりにも遠く、疲れてしまって、家に着くのに苦労したという話だよ。そのために、実子、継子を区別しているのだろうか。お茶がそうだったのだろうか。お茶は薬の茶で、このお茶を飲んだために家に着いたんだよ。「ほら、もし、あなたが御馳走だけ食べたなら、家にはたどり着けなかっかだろうよ。」ということでこの話を聞かせたという話だよ。
| レコード番号 | 47O371164 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C051 |
| 決定題名 | 婿比べ 茶腹飯腹(方言) |
| 話者がつけた題名 | 婿比べ |
| 話者名 | 宮城正二 |
| 話者名かな | みやぎしょうじ |
| 生年月日 | 18891125 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村伊良皆 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第6班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T13B05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P102 |
| キーワード | 婿二人の話,近い婿には御馳走,肉や御飯,遠い婿はお茶だけ,足も軽く,実子,継子,お茶は薬 |
| 梗概(こうがい) | これはね、婿達ふたりの話だろうね。婿達ふたりは親の家に言ったらしいよ、自分の妻の家にね。「もう、近い婿には御馳走も出して、肉も、御飯も、おいしいのから出して食べさせて、私には何も呉れない、只、お茶だけ飲まされて帰された。」と言って(遠い婿は)家に帰って自分の妻をなじったようだ。「何だい、お前の親は。近い婿には御馳走も食べさせて、遠い婿には、只、お茶だけを飲ませて、こんなことではいけない。」と言って、妻を、ちょっとやりこめたようだ。(妻は)「うーん,そうか。」と言った。また、もう一回、ここ(親の家)に呼んでやったようだ。もう、また(その時)も遠い婿は、もう、お茶だけを飲んで、足も軽く、家にたどり着いたようだ。(妻の親は)「もう一回には近い婿も、遠い婿も、御馳走も沢山食べさせてから帰そう。」と(考えていた)。最初、お茶を飲んだ(時には)婿は家に、たやすく着いたようだ、足で歩いてのことだから。また、もう一回来た時には、御馳走だけを食べさせたようだ。この遠い婿にはね。それで、御馳走だけ食べたので、家はあまりにも遠く、疲れてしまって、家に着くのに苦労したという話だよ。そのために、実子、継子を区別しているのだろうか。お茶がそうだったのだろうか。お茶は薬の茶で、このお茶を飲んだために家に着いたんだよ。「ほら、もし、あなたが御馳走だけ食べたなら、家にはたどり着けなかっかだろうよ。」ということでこの話を聞かせたという話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:31 |
| 物語の時間数 | 3:31 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |