昔、ある所に、あのう、何でも欲しい物は出るという臼があったそうです。その臼はもう、主が金が欲しい時には金が出て、米が欲しい時には米も出る、塩が欲しければ塩でも出るという、とてももう、宝臼だったようだが。その話がどこかもかもに広がったんで、もう、ある盗人が、その臼を盗んで、そして、船で渡って帰って行く時に、海の中ほどで、「まず、試してみよう。」と言って、その盗人が、その臼に向かって、「塩を出してくれないか。」と言ったら、もう、どんどん、どんどん塩は出てくるけれども、(止めることができない)「もう、どうしたら良いのかなあ。もう、どうしたら良いのかなあ。」と考えて、その塩はもう、船から外へ出しても出しても、どんどん、どんどん、出ててきたので、しまいにはもう、その盗人達も疲れ果ててしまい、(船から塩を外へ)出すことができなくなって、その船も、その宝の臼も、人も全部いっしょに海の中に沈んだそうだ。そんなふうにしていなくなったらしいが、もうその臼が今もあるのか、海の中でどんどん、どんどん、塩を出して、それで海の水は塩辛いという話、昔物語を聞いたが。
| レコード番号 | 47O371142 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C050 |
| 決定題名 | 潮吹き臼(方言) |
| 話者がつけた題名 | 潮吹き臼 |
| 話者名 | 玉城功栄 |
| 話者名かな | たましろこうえい |
| 生年月日 | 19040615 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第8班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T12B12 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | んかしあるとぅくまんかい |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P79 |
| キーワード | 欲しい物が出る臼,宝臼,盗人,海の中で塩を出した,海の水は塩辛い |
| 梗概(こうがい) | 昔、ある所に、あのう、何でも欲しい物は出るという臼があったそうです。その臼はもう、主が金が欲しい時には金が出て、米が欲しい時には米も出る、塩が欲しければ塩でも出るという、とてももう、宝臼だったようだが。その話がどこかもかもに広がったんで、もう、ある盗人が、その臼を盗んで、そして、船で渡って帰って行く時に、海の中ほどで、「まず、試してみよう。」と言って、その盗人が、その臼に向かって、「塩を出してくれないか。」と言ったら、もう、どんどん、どんどん塩は出てくるけれども、(止めることができない)「もう、どうしたら良いのかなあ。もう、どうしたら良いのかなあ。」と考えて、その塩はもう、船から外へ出しても出しても、どんどん、どんどん、出ててきたので、しまいにはもう、その盗人達も疲れ果ててしまい、(船から塩を外へ)出すことができなくなって、その船も、その宝の臼も、人も全部いっしょに海の中に沈んだそうだ。そんなふうにしていなくなったらしいが、もうその臼が今もあるのか、海の中でどんどん、どんどん、塩を出して、それで海の水は塩辛いという話、昔物語を聞いたが。 |
| 全体の記録時間数 | 2:23 |
| 物語の時間数 | 2:23 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |