昔、この灰縄というものの話をしたいと思うのであるが。この灰繩というものは、薩摩の国からこういう灰繩御用の(難題が)沖繩に課せられたわけだ。もう沖繩は、灰繩というものは、偉い人達がお揃いになっても解けないでいた。その、六十一歳からは、大昔は土手の下にお連れして行き、捨てたという事ですが。その六十歳を超えておられる年寄りの子孫が、そうして親の下へ行って、「かように薩摩の国から灰繩御用が課せられて来ていますが、それは、そういうのは何でありましょうか。」といって習うと、「ん、お前達はそれも分からないのか。それは繩を綯って、それが解けないようにタライかなにかに入れて、火をつけたら、それが燃えて灰繩になるから、それを持って行きなさい。」といって教わった。そのようにして薩摩の国に持って行くと、「これは誰が考えたのか。」と言うので、「これはこうこういうわけで、六十産を超えていらっしゃる人の下で、教わって来ました。」と言うと「それならば、これは偉い人であるから、年寄りは今から、取り立ててあげなさい。」といって、(それからは)六十一歳になっても土手の下にお連れにならない(捨てない)ようになったということです。
| レコード番号 | 47O370926 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C042 |
| 決定題名 | 姥捨て山 灰縄御用(方言) |
| 話者がつけた題名 | 親捨て山 |
| 話者名 | 新垣新光 |
| 話者名かな | あらかきしんこう |
| 生年月日 | 19060211 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村伊良皆 |
| 記録日 | 19770223 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第7班 |
| 元テープ番号 | 読谷村伊良皆T04B10 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | むかし |
| 伝承事情 | 友達の集まりの時 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P206 |
| キーワード | 薩摩,灰繩御用,沖繩,六十一歳,土手の下,繩を綯う,タライ,火 |
| 梗概(こうがい) | 昔、この灰縄というものの話をしたいと思うのであるが。この灰繩というものは、薩摩の国からこういう灰繩御用の(難題が)沖繩に課せられたわけだ。もう沖繩は、灰繩というものは、偉い人達がお揃いになっても解けないでいた。その、六十一歳からは、大昔は土手の下にお連れして行き、捨てたという事ですが。その六十歳を超えておられる年寄りの子孫が、そうして親の下へ行って、「かように薩摩の国から灰繩御用が課せられて来ていますが、それは、そういうのは何でありましょうか。」といって習うと、「ん、お前達はそれも分からないのか。それは繩を綯って、それが解けないようにタライかなにかに入れて、火をつけたら、それが燃えて灰繩になるから、それを持って行きなさい。」といって教わった。そのようにして薩摩の国に持って行くと、「これは誰が考えたのか。」と言うので、「これはこうこういうわけで、六十産を超えていらっしゃる人の下で、教わって来ました。」と言うと「それならば、これは偉い人であるから、年寄りは今から、取り立ててあげなさい。」といって、(それからは)六十一歳になっても土手の下にお連れにならない(捨てない)ようになったということです。 |
| 全体の記録時間数 | 1:33 |
| 物語の時間数 | 1:33 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |