クスケー由来(方言)

概要

昔、とっても美人の妻をめとったらね。”いいかね”その夫は、また、体が弱くなって、病気がちだった。「もう、私は、この病気に命を取られてしまう。君はまた、容貌も美しいから、人がほってはおかない。すぐに、嫁に行くだろうね。」と、夫は病に伏していつもその言葉を言っていたそうである。「私は、嫁にはいかないよ、貴男を追って行くからそうは言わないで。」と言っても、いつもその夫はそう言っていたそうだ。”いいかね”(そして)「君だったら『嫁に行く、行く』するだろう。それに、君はこんなにも容貌が美しいから。」と言うので、(妻は)それならと、鼻をそぎ取ったのかね。その鼻は、誰が(やったか)、自分でそぎ取ったのか、夫が取ったのか。(それは分からない。)それで、もう醜い顔になってしまったわけだ。そのためにやつれ果てて、その女は死んだ。そして、その夫は、治ったそうだ病気は。治ったので、再び妻をめとると、いつも(妻が)化物になってきたそうである。(先妻は)鼻をそぎ取られているので、それでいつも、化物になって来る時には、醜い顔で現れたりした。これ(化物)は、いつもクシャミをさせたということだ、これ(男が後妻との間に)が産んだ子供などに。そこで、(クシャミをすると)「ハーヒャー、クスクェー、クスタックェー」(このやろう、糞食え、糞食え)と言うとクシャミは1回だけ出て、再び出なかったそうだ。と、この話は、ただそれだけは聞いた。

再生時間:1:36

民話詳細DATA

レコード番号 47O370845
CD番号 47O37C038
決定題名 クスケー由来(方言)
話者がつけた題名 クスケーの始まり
話者名 呉屋ナへ
話者名かな ごやなへ
生年月日 18850504
性別
出身地 沖縄県読谷村伊良皆
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第5班
元テープ番号 読谷村伊良皆T02B07
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく) んかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集1伊良皆の民話 P60
キーワード 美人の妻,病気がち,鼻をそぎ取った,醜い顔,女は死んだ,夫の病気は治った,再婚,化物,クシャミ,子供
梗概(こうがい) 昔、とっても美人の妻をめとったらね。”いいかね”その夫は、また、体が弱くなって、病気がちだった。「もう、私は、この病気に命を取られてしまう。君はまた、容貌も美しいから、人がほってはおかない。すぐに、嫁に行くだろうね。」と、夫は病に伏していつもその言葉を言っていたそうである。「私は、嫁にはいかないよ、貴男を追って行くからそうは言わないで。」と言っても、いつもその夫はそう言っていたそうだ。”いいかね”(そして)「君だったら『嫁に行く、行く』するだろう。それに、君はこんなにも容貌が美しいから。」と言うので、(妻は)それならと、鼻をそぎ取ったのかね。その鼻は、誰が(やったか)、自分でそぎ取ったのか、夫が取ったのか。(それは分からない。)それで、もう醜い顔になってしまったわけだ。そのためにやつれ果てて、その女は死んだ。そして、その夫は、治ったそうだ病気は。治ったので、再び妻をめとると、いつも(妻が)化物になってきたそうである。(先妻は)鼻をそぎ取られているので、それでいつも、化物になって来る時には、醜い顔で現れたりした。これ(化物)は、いつもクシャミをさせたということだ、これ(男が後妻との間に)が産んだ子供などに。そこで、(クシャミをすると)「ハーヒャー、クスクェー、クスタックェー」(このやろう、糞食え、糞食え)と言うとクシャミは1回だけ出て、再び出なかったそうだ。と、この話は、ただそれだけは聞いた。
全体の記録時間数 1:36
物語の時間数 1:36
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP