昔、若者は皆、海に行っていた。(ある日)海へ行ったが、まだ引き潮にならないので、干潮になるのを瀬名波川の上の坂で、皆で待っていた。突然、火が驚くばかりに(あたりを)明るくし、皆もう驚いて、「何だろう!。」と騒いでいた。そうしているうちに、潮は引いてきたので海に降りて行った。そして、瀬名波にコーチンダというところがあるが、そこに歩いて行った。そこに、ちょうど臼の、ひき臼の大きさの(リューふん)が落ちていた。これは臭くもあるし、やわらかくもある。たいへんやわらかくて臭いが、男達はイジュンの先にそれをつけて、女達につけようと追っかけまわした。また、皆なはそれが宝であるということには気づいていなかった。それでいたずらしていたのでしょうね。翌日、糸満の人が(リューフン)を探した。その人は前の屋良に宿を借りて、アダナシをとって生活していた。その人が(宝であるリューフンを)みつけたので、「私はもうここまでアダナシを取りにこなくても(生活できる。)もうくる必要はない。」と、(糸満に)帰って行ったという話である。それは私のおばさんが話して下さった。私の母親の姉の話だった。リューフンってあるのか、ないのか、分らないが‥‥。
| レコード番号 | 47O370723 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C033 |
| 決定題名 | 龍糞の話(方言) |
| 話者がつけた題名 | 龍糞の話 |
| 話者名 | 神谷カマド |
| 話者名かな | かみやかまど |
| 生年月日 | 19020608 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村瀬名波 |
| 記録日 | 19810424 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村瀬名波T09A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | んかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P49 |
| キーワード | 若者,海,引き潮,干潮,瀬名波川,火,コーチンダ,ひき臼,リュウフン,イジュン,女達,宝,糸満の人,屋良,アダナシ |
| 梗概(こうがい) | 昔、若者は皆、海に行っていた。(ある日)海へ行ったが、まだ引き潮にならないので、干潮になるのを瀬名波川の上の坂で、皆で待っていた。突然、火が驚くばかりに(あたりを)明るくし、皆もう驚いて、「何だろう!。」と騒いでいた。そうしているうちに、潮は引いてきたので海に降りて行った。そして、瀬名波にコーチンダというところがあるが、そこに歩いて行った。そこに、ちょうど臼の、ひき臼の大きさの(リューふん)が落ちていた。これは臭くもあるし、やわらかくもある。たいへんやわらかくて臭いが、男達はイジュンの先にそれをつけて、女達につけようと追っかけまわした。また、皆なはそれが宝であるということには気づいていなかった。それでいたずらしていたのでしょうね。翌日、糸満の人が(リューフン)を探した。その人は前の屋良に宿を借りて、アダナシをとって生活していた。その人が(宝であるリューフンを)みつけたので、「私はもうここまでアダナシを取りにこなくても(生活できる。)もうくる必要はない。」と、(糸満に)帰って行ったという話である。それは私のおばさんが話して下さった。私の母親の姉の話だった。リューフンってあるのか、ないのか、分らないが‥‥。 |
| 全体の記録時間数 | 2:05 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |