(ペークーが言うことには)私達の親は、私の年にならない時に死んでしまったが(その親に)「後生に行くと私は(呼ばれたら)『ウー』と言うのだろうか(それとも)『イー』と返事するのだろうか。」と聞いた。(親は)もう返答に困ってしまってね。そんなところへお茶を沸かす人がやって来て、「おじいさん、貴方は大晦日には仏壇に年越しの御馳走を供えずに、自分たちだけで年越しをなさるんですか。」と聞いた。(するとおじいさんは)「それじゃいいさ。」と行ってしまったそうだ。おじいさんが思うに、若い者にこんなことが分るだろうかと思っていたんでしょうね。だから、年上は(若くして死んでも)やっぱり上だということだね後生でも。九十七歳まで長生きできたので、もう死ぬのではないかと考えて、自分で棺を作って準備し、入り試しまでして(それに)最後の法事で三十三年忌まで済ませて、自分もその御馳走を召し上ってから亡くなった人だそうだよ。偉い人だったんだね。沖縄には、今だにそんな人は出てこないようだね。
| レコード番号 | 47O370645 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C030 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ぺークー(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ぺークー |
| 話者名 | 屋良朝乗 |
| 話者名かな | やらちょうじょう |
| 生年月日 | 18921225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村瀬名波 |
| 記録日 | 19770815 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第3班 |
| 元テープ番号 | 読谷村瀬名波T06B02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P137 |
| キーワード | 後生,ウー,イー,大晦日,仏壇,年越しの御馳走,九十七歳まで長生き,棺,最後の法事,三十三年忌 |
| 梗概(こうがい) | (ペークーが言うことには)私達の親は、私の年にならない時に死んでしまったが(その親に)「後生に行くと私は(呼ばれたら)『ウー』と言うのだろうか(それとも)『イー』と返事するのだろうか。」と聞いた。(親は)もう返答に困ってしまってね。そんなところへお茶を沸かす人がやって来て、「おじいさん、貴方は大晦日には仏壇に年越しの御馳走を供えずに、自分たちだけで年越しをなさるんですか。」と聞いた。(するとおじいさんは)「それじゃいいさ。」と行ってしまったそうだ。おじいさんが思うに、若い者にこんなことが分るだろうかと思っていたんでしょうね。だから、年上は(若くして死んでも)やっぱり上だということだね後生でも。九十七歳まで長生きできたので、もう死ぬのではないかと考えて、自分で棺を作って準備し、入り試しまでして(それに)最後の法事で三十三年忌まで済ませて、自分もその御馳走を召し上ってから亡くなった人だそうだよ。偉い人だったんだね。沖縄には、今だにそんな人は出てこないようだね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:07 |
| 物語の時間数 | 1:07 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |