坊主御主(方言)

概要

 昔、坊主御主がいらしたそうだね。坊主御主は、あちこちの村、字をめぐり歩かれていらしたそうだ。そして私達の所では、渡慶次と瀬名波と長浜にいらしたと、私は聞いているよ。渡慶次には、ナーカといってとても金持ちの家があった。そのナーカの屋敷は今でも残っているよ。四世帯が住める程の大きな屋敷が今でも残っているけどね。そこに坊主御主は休まれたようだね。また、瀬名波ではナーグシクといってね、私達もよく知っているが、そこへいらしたようだ。長浜ではシンザトという所へいらしたそうだ。そのシンザトは、今でも屋敷が広く金持ちだという話だ。そこで、坊主御主は、村々をめぐり歩いた。ナーカでは「御主がいらっしゃるそうだから。」と気をつかい気をつかいすぎて、門から家の内まで白米をまいてあったそうだ。すると、坊主御主は、「ああ、私もこの米を食べて生きているのだがねえ。」とおっしゃったそうだ。また、瀬名波では稲を刈りて来て、稲を束ね門から家に向けて(坊主御主が通る所を)囲ってあった。それで、「ああ、ここはよく考えられたもんだ。」とおっしゃったそうだ。長浜での話は聞いてないが、私達の近くでは、坊主御主は長浜のシンザトなど、三ヵ所にやって来られたとの話を聞いているよ。

再生時間:1:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O370607
CD番号 47O37C029
決定題名 坊主御主(方言)
話者がつけた題名 坊主御主
話者名 神谷カマド
話者名かな かみやかまど
生年月日 19020608
性別
出身地 沖縄県読谷村瀬名波
記録日 19761114
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第13班
元テープ番号 読谷村瀬名波T05A04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく) んかし
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集4瀬名波の民話 P243
キーワード 坊主御主,村、字をめぐり歩いた,渡慶次,瀬名波,長浜,渡慶次にはナーカという金持ちの家,瀬名波ではナーグシク,長浜ではシンザト,ナーカでは門から家の内まで白米をまいた,瀬名波では稲を刈りて束ね門から家に向けて囲った
梗概(こうがい)  昔、坊主御主がいらしたそうだね。坊主御主は、あちこちの村、字をめぐり歩かれていらしたそうだ。そして私達の所では、渡慶次と瀬名波と長浜にいらしたと、私は聞いているよ。渡慶次には、ナーカといってとても金持ちの家があった。そのナーカの屋敷は今でも残っているよ。四世帯が住める程の大きな屋敷が今でも残っているけどね。そこに坊主御主は休まれたようだね。また、瀬名波ではナーグシクといってね、私達もよく知っているが、そこへいらしたようだ。長浜ではシンザトという所へいらしたそうだ。そのシンザトは、今でも屋敷が広く金持ちだという話だ。そこで、坊主御主は、村々をめぐり歩いた。ナーカでは「御主がいらっしゃるそうだから。」と気をつかい気をつかいすぎて、門から家の内まで白米をまいてあったそうだ。すると、坊主御主は、「ああ、私もこの米を食べて生きているのだがねえ。」とおっしゃったそうだ。また、瀬名波では稲を刈りて来て、稲を束ね門から家に向けて(坊主御主が通る所を)囲ってあった。それで、「ああ、ここはよく考えられたもんだ。」とおっしゃったそうだ。長浜での話は聞いてないが、私達の近くでは、坊主御主は長浜のシンザトなど、三ヵ所にやって来られたとの話を聞いているよ。
全体の記録時間数 1:43
物語の時間数 1:43
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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