馬乗り競争を琉球王が催された、年に一回の馬乗り競争の話である。その時、ペークーは自分の馬らしい馬ももってなく、また、馬に乗ったためしもなかった。「馬術にすぐれているわけでなく、それほど上手ともいえないが、みんなといっしょに馬乗り競争してみよう。」と思い、その心意気で出場した。この馬乗り競争の話のおもしろいこと、普通の丈夫な馬はもつことができず、痩せ馬をつれて、皆といっしょに競争することになった。この馬乗り競争を見にきた見物人の方々も、「今年はペークーが、どんなことをするかわからないぞ。おもしろくなるぞ。」といって、期待していた。競争の時間になった。何の心配をするようすもなく、ペークーも他の人と同じように、自分の痩せ馬に乗ってやって来た。競争は始まり一回、二回までは、ようやく競い合った。他の馬は競争に勝つために、騎士もその意気込みで、一生懸命走らせた。勝利はどの馬になるかわからないほどだった。三回目の競争の時からは、ペークーの痩せ馬の後から、競馬が追って走っていた。そして、よく調べてみると、ペークーの馬は雌馬で、ちょうど盛(さか)りの時期の馬であったようだ。盛りの時期の雌馬の後から、雄馬は走ったので、「先に走っているのが一番の勝ち馬か、それとも後に走っているのが勝ち馬か。」とペークーはいった。見物人からは、「先に走っているのが勝ち馬だ。」という喜びの声が聞こえた。ペークーは競争に勝ったと、誇らしげにしていたということだ。
| レコード番号 | 47O370454 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C021 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ぺークー 馬競走(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ぺークー |
| 話者名 | 長浜真一 |
| 話者名かな | ながはましんいち |
| 生年月日 | 19101012 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19810219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T12A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P152 |
| キーワード | 馬乗り競争,琉球王が催した,ペークー,痩せ馬,ペークーの痩せ馬の後から競馬が追って走った,ペークーの馬は雌馬でちょうど盛りの時期,ペークーは競争に勝った |
| 梗概(こうがい) | 馬乗り競争を琉球王が催された、年に一回の馬乗り競争の話である。その時、ペークーは自分の馬らしい馬ももってなく、また、馬に乗ったためしもなかった。「馬術にすぐれているわけでなく、それほど上手ともいえないが、みんなといっしょに馬乗り競争してみよう。」と思い、その心意気で出場した。この馬乗り競争の話のおもしろいこと、普通の丈夫な馬はもつことができず、痩せ馬をつれて、皆といっしょに競争することになった。この馬乗り競争を見にきた見物人の方々も、「今年はペークーが、どんなことをするかわからないぞ。おもしろくなるぞ。」といって、期待していた。競争の時間になった。何の心配をするようすもなく、ペークーも他の人と同じように、自分の痩せ馬に乗ってやって来た。競争は始まり一回、二回までは、ようやく競い合った。他の馬は競争に勝つために、騎士もその意気込みで、一生懸命走らせた。勝利はどの馬になるかわからないほどだった。三回目の競争の時からは、ペークーの痩せ馬の後から、競馬が追って走っていた。そして、よく調べてみると、ペークーの馬は雌馬で、ちょうど盛(さか)りの時期の馬であったようだ。盛りの時期の雌馬の後から、雄馬は走ったので、「先に走っているのが一番の勝ち馬か、それとも後に走っているのが勝ち馬か。」とペークーはいった。見物人からは、「先に走っているのが勝ち馬だ。」という喜びの声が聞こえた。ペークーは競争に勝ったと、誇らしげにしていたということだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:01 |
| 物語の時間数 | 3:01 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |