それから常にお話にある通り、屋敷の門の広さを決める時には、どのくらいあければいいかという事になった。モーイは、「まず、どんな家庭でも社会繁盛、繁盛すれば、人が亡くなる事も常である。門の間口は籠が充分にまわれるぐらいが、標準だから。」と、それもモーイが言った言葉だ。それから、自分の屋敷に大きな石があり、この石をどけないといけない事だけど、どうしても出来ない。また、人夫も頼んでないのだが、モーイの知恵一つで、屋敷にある大きな石を取ってどけたとの話だ。ある時、この石をどける為に、人夫を頼むのだが、人夫も頼むことも出来ない。モーイは静かに座わり、大きなキセルに煙草を入れて、プカプカ吸っていたようだ。その煙を見て「饒波殿内は火事だぞう。」ということになり、それから人々がより集まって来たので、「火難でも何でもない。私は、もの考えをしていて、この石をどけるにはどうすればいいか、考えているのだが、一人の力ではどうすることも出来ない。都合よく集まっているついでに、この石をどけてくれませんか。」という意味の頼みだった。それで集まった人達は断わることもできず、饒波のモーイの言う事を承諾して、大きな石もすぐさまにどけたとの話だ。
| レコード番号 | 47O370450 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C021 |
| 決定題名 | モーイ親方 石門に龕(方言) |
| 話者がつけた題名 | モーイ親方 |
| 話者名 | 長浜真一 |
| 話者名かな | ながはましんいち |
| 生年月日 | 19101012 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19810219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T12A02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P166 |
| キーワード | 屋敷の門の広さ,モーイ,門は籠が充分にまわれるぐらいの広さ,屋敷に大きな石,モーイの知恵,大きなキセルに煙草を入れて吸った,饒波殿内は火事だ,人々が集まった,大きな石をどけた |
| 梗概(こうがい) | それから常にお話にある通り、屋敷の門の広さを決める時には、どのくらいあければいいかという事になった。モーイは、「まず、どんな家庭でも社会繁盛、繁盛すれば、人が亡くなる事も常である。門の間口は籠が充分にまわれるぐらいが、標準だから。」と、それもモーイが言った言葉だ。それから、自分の屋敷に大きな石があり、この石をどけないといけない事だけど、どうしても出来ない。また、人夫も頼んでないのだが、モーイの知恵一つで、屋敷にある大きな石を取ってどけたとの話だ。ある時、この石をどける為に、人夫を頼むのだが、人夫も頼むことも出来ない。モーイは静かに座わり、大きなキセルに煙草を入れて、プカプカ吸っていたようだ。その煙を見て「饒波殿内は火事だぞう。」ということになり、それから人々がより集まって来たので、「火難でも何でもない。私は、もの考えをしていて、この石をどけるにはどうすればいいか、考えているのだが、一人の力ではどうすることも出来ない。都合よく集まっているついでに、この石をどけてくれませんか。」という意味の頼みだった。それで集まった人達は断わることもできず、饒波のモーイの言う事を承諾して、大きな石もすぐさまにどけたとの話だ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:21 |
| 物語の時間数 | 2:21 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |