屋良ムルチは七尋の深さがあったそうだ。そこにこもっている、いわば鰻は、「人喰い鰻」といって、時々その穴から出て、そこら辺で遊ぶ子供達に這うようにして来て、不意にとびかかり、あっという間に、人を喰ったそうだ。そういうふうに人を喰ったので、ある人が知恵を出して、「もう、これでは子供達も自由に遊べない。この屋良は大変なことだ。」と。そして、屋良部落から知恵を出し、子供達の影を見せて、出てくるなあと思った頃に、皆で立っていって、立ち合いをして、灰をそこにまいて、少し出てくるのを待って、そして、たち切ったそうだ。鰻をたち切った後は、いなくなったそうだ。鰻が、ムルチでバタバタしたりして動き出した。台風の時、木の枝が折れたのを探しているところに、出てきたら、そこにくるとは思わないけれど、屋良の村には出たそうだよ。その屋良ムルチの鰻が、人喰いに出てきたそうだ。それをどうやって誘い入れたかと言うと、人影を見せてね、灰をそこへまいて、みんなの立ち合いのもとで殺したということだ。
| レコード番号 | 47O370422 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C020 |
| 決定題名 | 屋良ムルチ(方言) |
| 話者がつけた題名 | 屋良ムルチ |
| 話者名 | 当山ウシ |
| 話者名かな | とうやまうし |
| 生年月日 | 18890515 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19770815 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第16班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T10B14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 屋良ムルチ,七尋の深さ,人喰い鰻,鰻をたち切った |
| 梗概(こうがい) | 屋良ムルチは七尋の深さがあったそうだ。そこにこもっている、いわば鰻は、「人喰い鰻」といって、時々その穴から出て、そこら辺で遊ぶ子供達に這うようにして来て、不意にとびかかり、あっという間に、人を喰ったそうだ。そういうふうに人を喰ったので、ある人が知恵を出して、「もう、これでは子供達も自由に遊べない。この屋良は大変なことだ。」と。そして、屋良部落から知恵を出し、子供達の影を見せて、出てくるなあと思った頃に、皆で立っていって、立ち合いをして、灰をそこにまいて、少し出てくるのを待って、そして、たち切ったそうだ。鰻をたち切った後は、いなくなったそうだ。鰻が、ムルチでバタバタしたりして動き出した。台風の時、木の枝が折れたのを探しているところに、出てきたら、そこにくるとは思わないけれど、屋良の村には出たそうだよ。その屋良ムルチの鰻が、人喰いに出てきたそうだ。それをどうやって誘い入れたかと言うと、人影を見せてね、灰をそこへまいて、みんなの立ち合いのもとで殺したということだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:28 |
| 物語の時間数 | 1:28 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |