ある夫婦家庭の中で、妙な出来事がありました。えー、それは、キジムナーが、毎晩そこの亭主をつれて海に出ました。で、キジムナーといっしょに海にでますと、必ず、この魚や蛸などを大漁に取って帰りました。漁のできることは楽しみですが、ここの家内が、「何とかこのキジムナーからひき離す方法はないものか。」と考えました。で、家内が考え出した名案に、「何とかこのキジムナーの家を焼いたらそこから出るであろう。」ということを考え出しましたので、それから後、毎日毎日、かやを刈りて、その木の下に積み上げました。ある夜、キジムナーといっしょに海に行ってさかんにこう、魚、蛸を取っている時に、キジムナーいわく、「何か自分の家を焼かれているような匂いがする。」と。で、その時に、この男の家内は、すでにその木の下のキジムナ-の家に、火をつけていたようです。 帰ってみると、自分の家を焼かれている。そこにいることもできないで、首里の弁が嶽の庭に行ったようです。それから、キジムナーは、「えー首里の弁が嶽の庭の大きな木の下にいるので、向こうに出る場合にはよってくれないか。」というたようです。ある日、この人も那覇に出る用がありましたので、「せっかくいうていたので、まず行ってみよう。」とそこを訪ねたようです。訪ねて行ったの、ふとした民家に入って、その庭で話したようです。そこに、色々とこう話しているうちに、その主人が、又、キジムナーであったと。その話をしているうちに「私の家を焼いたのは、君の家内か、つまらない!」ということで、すぐ、いきなりこう、棒で、その男の目を突き抜いたということで、盲にされた男という話であります。
| レコード番号 | 47O370402 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C019 |
| 決定題名 | キジムナーの話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | キジムナー |
| 話者名 | 長浜真一 |
| 話者名かな | ながはましんいち |
| 生年月日 | 19101012 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19770815 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第12班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T08B08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P24 |
| キーワード | キジムナー,大漁,キジムナーの家を焼く,首里の弁が嶽の庭,大きな木の下,棒で男の目を突き抜いた,盲 |
| 梗概(こうがい) | ある夫婦家庭の中で、妙な出来事がありました。えー、それは、キジムナーが、毎晩そこの亭主をつれて海に出ました。で、キジムナーといっしょに海にでますと、必ず、この魚や蛸などを大漁に取って帰りました。漁のできることは楽しみですが、ここの家内が、「何とかこのキジムナーからひき離す方法はないものか。」と考えました。で、家内が考え出した名案に、「何とかこのキジムナーの家を焼いたらそこから出るであろう。」ということを考え出しましたので、それから後、毎日毎日、かやを刈りて、その木の下に積み上げました。ある夜、キジムナーといっしょに海に行ってさかんにこう、魚、蛸を取っている時に、キジムナーいわく、「何か自分の家を焼かれているような匂いがする。」と。で、その時に、この男の家内は、すでにその木の下のキジムナ-の家に、火をつけていたようです。 帰ってみると、自分の家を焼かれている。そこにいることもできないで、首里の弁が嶽の庭に行ったようです。それから、キジムナーは、「えー首里の弁が嶽の庭の大きな木の下にいるので、向こうに出る場合にはよってくれないか。」というたようです。ある日、この人も那覇に出る用がありましたので、「せっかくいうていたので、まず行ってみよう。」とそこを訪ねたようです。訪ねて行ったの、ふとした民家に入って、その庭で話したようです。そこに、色々とこう話しているうちに、その主人が、又、キジムナーであったと。その話をしているうちに「私の家を焼いたのは、君の家内か、つまらない!」ということで、すぐ、いきなりこう、棒で、その男の目を突き抜いたということで、盲にされた男という話であります。 |
| 全体の記録時間数 | 4:42 |
| 物語の時間数 | 4:42 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |