沖縄の始まり(共通語)

概要

昔、古宇利島という所に、若い男女が住んでいました。毎日のように天から餅が落ちて来るので、二人の若者はおいしく食べて暮らしていました。若い二人は「いつかこの餅が、なくなった場合、何を食べて生きていこうか。」と言って心配しました。そこで考え出したことは、「今のうちに、この餅を貯えておかねば。」と思い、その日から少しづつ貯えていくことにしました。しばらく続いたこの餅も思った通り天から落ちて来なくなりました。それから、二人の若者は、海に行って貝や魚を取って食べて暮らしていきました。それから、人間は働かなければならないという事が始まったようです。また、この若者二人は、身にまとう着物もなく、今までまっ裸で暮らしていました。ある日、海の生物が交尾するのを見て、それから若者二人はまねて、それから夫婦の交わりの始まりのようです。これが、沖縄人の始まりと言われています。古宇利島での、天からの餅と夫婦の交わりの話でした。

再生時間:2:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O370389
CD番号 47O37C018
決定題名 沖縄の始まり(共通語)
話者がつけた題名 沖縄の始まり
話者名 長浜真一
話者名かな ながはましんいち
生年月日 19101012
性別
出身地 沖縄県読谷村長浜
記録日 19770815
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第12班
元テープ番号 読谷村長浜T08A04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集3長浜の民話 P182
キーワード 古宇利島,若い男女,天から餅,餅を貯え,まっ裸,海の生物が交尾,若者二人は婦の交わり,沖縄人の始まり,古宇利島
梗概(こうがい) 昔、古宇利島という所に、若い男女が住んでいました。毎日のように天から餅が落ちて来るので、二人の若者はおいしく食べて暮らしていました。若い二人は「いつかこの餅が、なくなった場合、何を食べて生きていこうか。」と言って心配しました。そこで考え出したことは、「今のうちに、この餅を貯えておかねば。」と思い、その日から少しづつ貯えていくことにしました。しばらく続いたこの餅も思った通り天から落ちて来なくなりました。それから、二人の若者は、海に行って貝や魚を取って食べて暮らしていきました。それから、人間は働かなければならないという事が始まったようです。また、この若者二人は、身にまとう着物もなく、今までまっ裸で暮らしていました。ある日、海の生物が交尾するのを見て、それから若者二人はまねて、それから夫婦の交わりの始まりのようです。これが、沖縄人の始まりと言われています。古宇利島での、天からの餅と夫婦の交わりの話でした。
全体の記録時間数 2:44
物語の時間数 2:44
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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