大年の客(共通語混)

概要

これは昔話ですがね。ある所に貧乏人のおじさん、おばさんがいたそうです。お正月だというのに、金もないので、火正月をしようといって薪を沢山燃やしたそうです。そして、貧乏人の家へ神様が訪ねて来て、「今日は旅から来ているが、宿を借して下さい。」と言われたそうだ。旅から来ているおじいさん(神様)が言ったので、「あなたが眠ると、頭を入れたら足は出る、足を入れると頭がでる位に、私達の家は小さいので向こうの隣りの家は大きい家なので、あそこへ行ってお願いして下さい。」とおじいさんとおばあさんが言った。「また、あちらが泊めてくない時には、ここへ泊まりに来なさい。」と言われたそうよ。そして、大きな家の人は「あなたに家を借すことはできない。別の家に行け。」と言った。神様は隣の家から追い出され、再び貧乏のおじいさん、おばあさんの家へ行ったわけね。神様が訪ねると、「あなたがどうしても泊るというのなら、どうぞここへ泊って下さい。」。と言った。貧乏のおじいさんとおばあさんが起きないうちに、その神様は出て行かれてしまった。そして「今度の年は若水で浴びて若くなりなさい。」と出て行った。年老いた人が急に若くなっていたらしい。その家には黄金が置かれていたそうだよ。すると、隣は年をとり、白髪だらけになってしまった。隣のおばあさんが「どうして、あなた達はこんなにも若くなっているのかね。」と尋ねた。「それはね、私達の家に神様が訪ねて来られて、泊めてあげたので、私達はこのように若くなっているのだよ。」と言った。「そうだったら、神様に私達の家にも来るように言ってほしい。」と隣のおばあさんは頼んだ。そして、神様が訪ねて来て、「君達は余計に年をとらせてあげよう。」と神様が言ったので、急に年をとって、腰も曲ってしまい、何も出来なくなったそうだよ。その隣の家の人はね、後からは。こんな話だよ。

再生時間:2:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O370381
CD番号 47O37C017
決定題名 大年の客(共通語混)
話者がつけた題名 大年の客
話者名 当山カマ
話者名かな とうやまかま
生年月日 18971210
性別
出身地 沖縄県読谷村長浜
記録日 19770815
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第14班
元テープ番号 読谷村長浜T07B10
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく) えーこれはむかしばなしですがねー
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集3長浜の民話 P128
キーワード 貧乏人のおじさんとおばさんが,火正月,薪を沢山燃やした,神様が訪ねて来た,宿を借して下さい,若水で浴びて若くなりなさい,年老いた人が若くなった,黄金,隣は年をとり白髪だらけ
梗概(こうがい) これは昔話ですがね。ある所に貧乏人のおじさん、おばさんがいたそうです。お正月だというのに、金もないので、火正月をしようといって薪を沢山燃やしたそうです。そして、貧乏人の家へ神様が訪ねて来て、「今日は旅から来ているが、宿を借して下さい。」と言われたそうだ。旅から来ているおじいさん(神様)が言ったので、「あなたが眠ると、頭を入れたら足は出る、足を入れると頭がでる位に、私達の家は小さいので向こうの隣りの家は大きい家なので、あそこへ行ってお願いして下さい。」とおじいさんとおばあさんが言った。「また、あちらが泊めてくない時には、ここへ泊まりに来なさい。」と言われたそうよ。そして、大きな家の人は「あなたに家を借すことはできない。別の家に行け。」と言った。神様は隣の家から追い出され、再び貧乏のおじいさん、おばあさんの家へ行ったわけね。神様が訪ねると、「あなたがどうしても泊るというのなら、どうぞここへ泊って下さい。」。と言った。貧乏のおじいさんとおばあさんが起きないうちに、その神様は出て行かれてしまった。そして「今度の年は若水で浴びて若くなりなさい。」と出て行った。年老いた人が急に若くなっていたらしい。その家には黄金が置かれていたそうだよ。すると、隣は年をとり、白髪だらけになってしまった。隣のおばあさんが「どうして、あなた達はこんなにも若くなっているのかね。」と尋ねた。「それはね、私達の家に神様が訪ねて来られて、泊めてあげたので、私達はこのように若くなっているのだよ。」と言った。「そうだったら、神様に私達の家にも来るように言ってほしい。」と隣のおばあさんは頼んだ。そして、神様が訪ねて来て、「君達は余計に年をとらせてあげよう。」と神様が言ったので、急に年をとって、腰も曲ってしまい、何も出来なくなったそうだよ。その隣の家の人はね、後からは。こんな話だよ。
全体の記録時間数 2:28
物語の時間数 2:28
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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