御主が〈これは、あんたあのうよく芝居にも出ますよ、ね。芝居にも出ますよあれは、渡嘉敷ペークのことは。私達あれから見たよ、御主と、沖縄の王ですね、御主といったら。王様とペークとは、相手をしていつも碁を打っている時に、これは御主が、「はいペーク」と白を持って、石を打つたんびに「はら御主、はら御主。」と言って、お互いにもう平凡みたような気持ちで、また御主からは「はいペーク、はいペーク。」と、これが一番楽しみであったそうだが。ここに三司官といって重役がおられますからね。この方が、あまりペークの態度が悪いと、まずいということからしてペークに説教。「お前は身分に相応しない。御主に『はら御主』なんか、こういう軽視の言葉使うとは、はなはなだ。御主と今後碁を打つならば、さっそくこれと同時に頭を下げるというのが、あんたの本当の身分に相応するんじゃないか。」と言われて。 その後にですよ、またお呼びになって行った時に、「はい御生悪さいびん。」とこう言った。したら御主はこれがもう気にいらない。「君はペーク、最近は態度が違うがこれではわたしは楽しくない。お互いはお互い同志に身分も何もいらない。」と言った。「この娯楽の本意。娯楽は何が本意かと、楽しみ本意。お互いに『御主』と『ペーク』と、お互いにこういう平等に行為をすれば、これが楽しみの我々の一般であるし、あなたがわたしを尊敬してこういうことなら、楽しくないからもとに返りなさい。」と言われたということもあります。
| レコード番号 | 47O370353 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C016 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ぺークー 碁打ち(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ぺークー |
| 話者名 | 知花平太郎 |
| 話者名かな | ちばなへいたろう |
| 生年月日 | 18971206 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19770815 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第1班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T07A09 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集3長浜の民話 P154 |
| キーワード | 御主,渡嘉敷ペーク,碁打ち,三司官 |
| 梗概(こうがい) | 御主が〈これは、あんたあのうよく芝居にも出ますよ、ね。芝居にも出ますよあれは、渡嘉敷ペークのことは。私達あれから見たよ、御主と、沖縄の王ですね、御主といったら。王様とペークとは、相手をしていつも碁を打っている時に、これは御主が、「はいペーク」と白を持って、石を打つたんびに「はら御主、はら御主。」と言って、お互いにもう平凡みたような気持ちで、また御主からは「はいペーク、はいペーク。」と、これが一番楽しみであったそうだが。ここに三司官といって重役がおられますからね。この方が、あまりペークの態度が悪いと、まずいということからしてペークに説教。「お前は身分に相応しない。御主に『はら御主』なんか、こういう軽視の言葉使うとは、はなはなだ。御主と今後碁を打つならば、さっそくこれと同時に頭を下げるというのが、あんたの本当の身分に相応するんじゃないか。」と言われて。 その後にですよ、またお呼びになって行った時に、「はい御生悪さいびん。」とこう言った。したら御主はこれがもう気にいらない。「君はペーク、最近は態度が違うがこれではわたしは楽しくない。お互いはお互い同志に身分も何もいらない。」と言った。「この娯楽の本意。娯楽は何が本意かと、楽しみ本意。お互いに『御主』と『ペーク』と、お互いにこういう平等に行為をすれば、これが楽しみの我々の一般であるし、あなたがわたしを尊敬してこういうことなら、楽しくないからもとに返りなさい。」と言われたということもあります。 |
| 全体の記録時間数 | 1:57 |
| 物語の時間数 | 1:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |