貧乏物が私は、親の財産を欲しがって母親に、「親の譲りが欲しい」とせがんだ。母はいついつ包丁を研げといい、三度も研がされた。母は自分の前をはだけて、「抉り取れ」という。息子は「そうすれば死んでしまうではないか」という。母は「お前に財産を残すためなら死んでもいい」という。無宇s個は自分から言い出したことだからと、母のホトを抉り取ると母親は死んでしまったそうだ。これは、親の譲りだから大切にしなければと、元祖の前に飾って置いたらパーパーフージョーはよじれてしまった。それで「これは良い煙草入れになる。」と懐に入れて持ち歩いたようだ。ある都会で芋売りが雄雌二匹の馬に芋を積んで来る。主人等が行商しているいる間に、二匹の馬は交尾しそれがなかなか離れなかった。主人等が困っていると、パーパーフージョーを持った男が来て離すことができたら、馬ごと芋を貰うと約束する。男がフージョーを開いて二匹のはすぐに離れてしまった。男は馬二匹分の芋を貰った。それから御殿殿内では、アットメーとヤチメーの結婚式が行われていた。そこでは、結婚式の後すぐに初夜は裏座で過ごしたそうだだ、抜けなくて困っていた。抜かすことができたら財産と娘をやると約束をする。男がパーパーフージョーの緒を開けて、(夫婦の裏座に)、「はいヤッチーメー殿。」と声をかけると、「えっ!」と離れた。男は娘と財産ももらった。ある日、パーパーフージョーを縁側に置いておいたら、それを犬が喰わえて逃げてしまったので、「こいつ!私の財産のパーパーフージョーを喰わえて行ったなあ。夫婦の営みをする時は絶対抜けるな!」と言ったので、犬の交尾はなかなか離れなくなったという話。
| レコード番号 | 47O370325 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C015 |
| 決定題名 | 形見のパーパーフージョー(方言) |
| 話者がつけた題名 | パーパーフージョーの話 |
| 話者名 | 金城太郎 |
| 話者名かな | きんじょうたろう |
| 生年月日 | 18860920 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19761031 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第5班 |
| 元テープ番号 | 読谷村長浜T06A05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | あぬーんかしよー |
| 伝承事情 | 父 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 貧乏者,親の譲り,包丁を研ぐ,母のホトを抉り取る,パーパーフージョー,馬二匹分の芋,御殿殿内,結婚初夜,財産と娘,犬, |
| 梗概(こうがい) | 貧乏物が私は、親の財産を欲しがって母親に、「親の譲りが欲しい」とせがんだ。母はいついつ包丁を研げといい、三度も研がされた。母は自分の前をはだけて、「抉り取れ」という。息子は「そうすれば死んでしまうではないか」という。母は「お前に財産を残すためなら死んでもいい」という。無宇s個は自分から言い出したことだからと、母のホトを抉り取ると母親は死んでしまったそうだ。これは、親の譲りだから大切にしなければと、元祖の前に飾って置いたらパーパーフージョーはよじれてしまった。それで「これは良い煙草入れになる。」と懐に入れて持ち歩いたようだ。ある都会で芋売りが雄雌二匹の馬に芋を積んで来る。主人等が行商しているいる間に、二匹の馬は交尾しそれがなかなか離れなかった。主人等が困っていると、パーパーフージョーを持った男が来て離すことができたら、馬ごと芋を貰うと約束する。男がフージョーを開いて二匹のはすぐに離れてしまった。男は馬二匹分の芋を貰った。それから御殿殿内では、アットメーとヤチメーの結婚式が行われていた。そこでは、結婚式の後すぐに初夜は裏座で過ごしたそうだだ、抜けなくて困っていた。抜かすことができたら財産と娘をやると約束をする。男がパーパーフージョーの緒を開けて、(夫婦の裏座に)、「はいヤッチーメー殿。」と声をかけると、「えっ!」と離れた。男は娘と財産ももらった。ある日、パーパーフージョーを縁側に置いておいたら、それを犬が喰わえて逃げてしまったので、「こいつ!私の財産のパーパーフージョーを喰わえて行ったなあ。夫婦の営みをする時は絶対抜けるな!」と言ったので、犬の交尾はなかなか離れなくなったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 6:51 |
| 物語の時間数 | 6:51 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |