久良波首里殿内(方言)

概要

久良波首里殿内という話は、昔から私もお年寄りの方々から何度も聞かされました。そうですね、昔、多幸山や那覇から、山原の方が家に帰られる場合、〈首里殿内というのは、昔の言葉で今の宿屋です。人が泊まる所〉そこに(首里殿内)まあ、あるお客さんが山原へお帰りになるということで、帰るということだったが帰ることができずにそこに泊まることになったそうです。すると、そこは昔から、客を泊めて人を殺す仕事であったようだ。そして、その人はそこに泊まられて、寝入ったそうだ。その時そこの裏座で、主人が包丁を研ぐ音が聞こえた。裏座(に寝ている)お客さんは驚いて、「これは大変だ、一大事なことになった。」と言って、別に(部屋を)変えられた。そこで、また、お客になりすましやってきたが(同じ部屋には寝なかった。)そこには別の人を寝かせたのかどうか、〈そこのところは、はっきり記憶(きおく)にないけれども〉それで今度は自分の子供を殺してあったそうだ。それから、お客は逃げていないので(まちがって)子供を殺してしまった。ここには、昔から歌があるが、「久良波首里殿内に入る人はいるが 出ていく人はいない。」と、このような歌の意味は、まあひょっとしたらこの人の話をもとに、そのような歌が作られたのではないかというふうに(思うのだが。)また、それからそこにカボチャを屋敷に植えたそうだ。そこは、たくさんの人を殺して埋めてあるので大豊作だったようだ。そのカボチャはとても大きく、カボチャの中に人の頭(頭蓋骨)が入っていたそうです。そのような話をなさっていたのを昔、聞いた覚えがあるんだがね。
(雑音有り)

再生時間:3:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O370244
CD番号 47O37C011
決定題名 久良波首里殿内(方言)
話者がつけた題名 久良波首里殿内
話者名 長浜真長
話者名かな ながはましんちょう
生年月日 19080422
性別
出身地 沖縄県読谷村長浜
記録日 19761031
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第1班
元テープ番号 読谷村長浜T03A01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 友達の父(大嶺さん)
文字化資料 読谷村民話資料集3長浜の民話 P246
キーワード 久良波首里殿内,多幸山,山原,那覇,包丁,お客,ナンクヮ,人を殺す,人の頭
梗概(こうがい) 久良波首里殿内という話は、昔から私もお年寄りの方々から何度も聞かされました。そうですね、昔、多幸山や那覇から、山原の方が家に帰られる場合、〈首里殿内というのは、昔の言葉で今の宿屋です。人が泊まる所〉そこに(首里殿内)まあ、あるお客さんが山原へお帰りになるということで、帰るということだったが帰ることができずにそこに泊まることになったそうです。すると、そこは昔から、客を泊めて人を殺す仕事であったようだ。そして、その人はそこに泊まられて、寝入ったそうだ。その時そこの裏座で、主人が包丁を研ぐ音が聞こえた。裏座(に寝ている)お客さんは驚いて、「これは大変だ、一大事なことになった。」と言って、別に(部屋を)変えられた。そこで、また、お客になりすましやってきたが(同じ部屋には寝なかった。)そこには別の人を寝かせたのかどうか、〈そこのところは、はっきり記憶(きおく)にないけれども〉それで今度は自分の子供を殺してあったそうだ。それから、お客は逃げていないので(まちがって)子供を殺してしまった。ここには、昔から歌があるが、「久良波首里殿内に入る人はいるが 出ていく人はいない。」と、このような歌の意味は、まあひょっとしたらこの人の話をもとに、そのような歌が作られたのではないかというふうに(思うのだが。)また、それからそこにカボチャを屋敷に植えたそうだ。そこは、たくさんの人を殺して埋めてあるので大豊作だったようだ。そのカボチャはとても大きく、カボチャの中に人の頭(頭蓋骨)が入っていたそうです。そのような話をなさっていたのを昔、聞いた覚えがあるんだがね。 (雑音有り)
全体の記録時間数 3:00
物語の時間数 3:00
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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