「ウー」という言葉の使い分け(方言)

概要

これは昔物語、平民と侍との言葉使いなんだよ。それは、首里に御殿奉公しに行く下女に、前もって親達が「首里に行ったら『ウー』という言葉をいつも使わなければいけないよ」と、親に教えられていた。そんなわけで、二、三月に蛙がガクガク鳴いたので「御旦那の御下水で御蛙が御ガクガクしています」と言ったので、旦那様は「何と言っている?」と言ったら、「もう、おまえはそんな下水にも御下水と言う。蛙にも御ガクガク鳴くと言う。この『御』はもう、お前は絶対に使ってはいけないよ」と言った。今度は食事の後に、(御を使うなと言われた下女が)御をとって、「旦那のゲーにチヂがついています」と言った。旦那は何がどうなっているのか、その意味が理解できなくなった。(旦那は)「御」は使うべきところに使うものであって、「(使わなくてもよい)『御』は全部取って捨てなさいね」と教えたのに、『御』は全部取ってしまった。それで、このつじつまがわからなくなってしまったという物語。これでおしまい。

再生時間:1:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O370150
CD番号 47O37C007
決定題名 「ウー」という言葉の使い分け(方言)
話者がつけた題名 「ウー」の使い分け
話者名 松田栄清
話者名かな まつだえいせい
生年月日 18950220
性別
出身地 沖縄県読谷村喜名
記録日 19770619
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第4班
元テープ番号 読谷村喜名T08B03
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情 年寄りの集まりで聞く
文字化資料 読谷村民話資料集2喜名の民話 P118
キーワード 平民と侍,言葉使い,御,首里,御殿奉公,
梗概(こうがい) これは昔物語、平民と侍との言葉使いなんだよ。それは、首里に御殿奉公しに行く下女に、前もって親達が「首里に行ったら『ウー』という言葉をいつも使わなければいけないよ」と、親に教えられていた。そんなわけで、二、三月に蛙がガクガク鳴いたので「御旦那の御下水で御蛙が御ガクガクしています」と言ったので、旦那様は「何と言っている?」と言ったら、「もう、おまえはそんな下水にも御下水と言う。蛙にも御ガクガク鳴くと言う。この『御』はもう、お前は絶対に使ってはいけないよ」と言った。今度は食事の後に、(御を使うなと言われた下女が)御をとって、「旦那のゲーにチヂがついています」と言った。旦那は何がどうなっているのか、その意味が理解できなくなった。(旦那は)「御」は使うべきところに使うものであって、「(使わなくてもよい)『御』は全部取って捨てなさいね」と教えたのに、『御』は全部取ってしまった。それで、このつじつまがわからなくなってしまったという物語。これでおしまい。
全体の記録時間数 1:49
物語の時間数 1:49
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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