久良波首里殿内(方言)

概要

宿は、山田ヌン殿内に泊っていたそうですね。ここで泊って、ここのおばあさんは、たぶん鬼だったのでしょう。それで、泊らせておいて、ずっと夜中になると、包丁を研ぎ澄ませていたようである。包丁を研ぎ澄ませ、自分の本当の娘と客は泊まらせていた。そこで、娘にこういう計画だから逃げるようにと言いつけた。そして泊り客は(娘が逃げ出したのを)見てないので、そのまま寝ているわけです。おばあさんが包丁で夜中に殺し、この人が持っているお金や品物は全部うばい取って殺したのである。そしてその死体を、自分の屋敷内の畑に埋めていたそうである。多くの客を屋敷内の畑に埋めていたので、(死体が肥料となって、)冬瓜が大変よくできていたそうである。冬瓜が豊作になり、それを町に出して、この冬瓜を切ってみると、全部、血が流れ出たそうである。そういうことで、山田ヌン殿内に泊まると、客はみんな行方不明になり、首里への使いもいなくなっていた。こんなことだったので、この冬瓜から悟り出されたそうである。山田ヌン殿内は、人を殺して持ち物を奪い、畑に埋めていたということを。冬瓜を切って町に出した時に、血がどっと流れ出て来たので、ここがやったということが分ってしまったと、(お年寄りが、私たち)子どもに、お話しをしておりました。

再生時間:1:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O370109
CD番号 47O37C005
決定題名 久良波首里殿内(方言)
話者がつけた題名 山田祝女殿内
話者名 松田ミヨ
話者名かな まつだみよ
生年月日 19080202
性別
出身地 沖縄県読谷村喜名
記録日 19761017
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第8班
元テープ番号 読谷村喜名T06A07
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 叔母(比嘉ウシ)家で57,8歳の頃
文字化資料 読谷村民話資料集2喜名の民話 P256
キーワード 久良波首里殿内,鬼,包丁,スブイ
梗概(こうがい) 宿は、山田ヌン殿内に泊っていたそうですね。ここで泊って、ここのおばあさんは、たぶん鬼だったのでしょう。それで、泊らせておいて、ずっと夜中になると、包丁を研ぎ澄ませていたようである。包丁を研ぎ澄ませ、自分の本当の娘と客は泊まらせていた。そこで、娘にこういう計画だから逃げるようにと言いつけた。そして泊り客は(娘が逃げ出したのを)見てないので、そのまま寝ているわけです。おばあさんが包丁で夜中に殺し、この人が持っているお金や品物は全部うばい取って殺したのである。そしてその死体を、自分の屋敷内の畑に埋めていたそうである。多くの客を屋敷内の畑に埋めていたので、(死体が肥料となって、)冬瓜が大変よくできていたそうである。冬瓜が豊作になり、それを町に出して、この冬瓜を切ってみると、全部、血が流れ出たそうである。そういうことで、山田ヌン殿内に泊まると、客はみんな行方不明になり、首里への使いもいなくなっていた。こんなことだったので、この冬瓜から悟り出されたそうである。山田ヌン殿内は、人を殺して持ち物を奪い、畑に埋めていたということを。冬瓜を切って町に出した時に、血がどっと流れ出て来たので、ここがやったということが分ってしまったと、(お年寄りが、私たち)子どもに、お話しをしておりました。
全体の記録時間数 1:24
物語の時間数 1:24
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP