カジマヤーは、鬼の話から始まっているわけ。それで鬼餅という。鬼というのは人を喰う鬼のことさ。妹と兄が生まれたが、その兄は鬼で、妹の方は本当の人間であった。それで、ある女がもう、(妹に)「あなたの兄は人を喰ってしょうがないそうだよ。」と言ったので、それで妹は、「それなら私は、兄の行ないを直して来よう。」と言って、子供も抱いて行った。すると兄が、「おやまあ、君はこのような子供を生んであるね、大変おいしそうだね私が食べよう、私が喰おう。」と言った。それで、その妹が「いやいや、この子は小便したいといっている。」と言うと、兄が手を縛って、綱で手を縛って小便させに行かせたので、木にその綱を縛りつけて、その子供を連れて家に逃げたわけだね、その妹は、逃げたので「何で静かかなあ。」と、もう物音が聞こえなくなったので鬼は思った。「これはもう、方法を考えよう。」と言って、妹はもう一度行く時には餅を準備して行って、「浜に行こう。兄さんも一緒に行って遊んでこよう。」と言って、崖淵(がけぶち)に兄を連れて行ったわけだ。そしてその妹は陰部をあらわにして、そして餅をそこにやったので、「何だ、君のそこは何だ。」と兄が言った。妹は「これはね、兄さん、これは人を喰う口。」と、自分で言ってね、「それは人喰うロ、これは物を食べる口」と言ったようだね。すると、「あれえっ!。」と言って、餅をあげながら後の崖下に落として、妹の餅で命を取ったそうだ、兄の命を取ったそうだ。そのウナームーチーといって、その餅が鬼をやっつけた餅といって、それからムーチーは始まったそうだ。
| レコード番号 | 47O370075 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C003 |
| 決定題名 | 鬼餅由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | 鬼餅由来 |
| 話者名 | 松田ウト |
| 話者名かな | まつだうと |
| 生年月日 | 19010720 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村喜名 |
| 記録日 | 19761017 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第五班 |
| 元テープ番号 | 読谷村喜名T04B14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話、 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集2喜名の民話 P16 |
| キーワード | 鬼,ウナームーチー,ウナイ,イキー,餅 |
| 梗概(こうがい) | カジマヤーは、鬼の話から始まっているわけ。それで鬼餅という。鬼というのは人を喰う鬼のことさ。妹と兄が生まれたが、その兄は鬼で、妹の方は本当の人間であった。それで、ある女がもう、(妹に)「あなたの兄は人を喰ってしょうがないそうだよ。」と言ったので、それで妹は、「それなら私は、兄の行ないを直して来よう。」と言って、子供も抱いて行った。すると兄が、「おやまあ、君はこのような子供を生んであるね、大変おいしそうだね私が食べよう、私が喰おう。」と言った。それで、その妹が「いやいや、この子は小便したいといっている。」と言うと、兄が手を縛って、綱で手を縛って小便させに行かせたので、木にその綱を縛りつけて、その子供を連れて家に逃げたわけだね、その妹は、逃げたので「何で静かかなあ。」と、もう物音が聞こえなくなったので鬼は思った。「これはもう、方法を考えよう。」と言って、妹はもう一度行く時には餅を準備して行って、「浜に行こう。兄さんも一緒に行って遊んでこよう。」と言って、崖淵(がけぶち)に兄を連れて行ったわけだ。そしてその妹は陰部をあらわにして、そして餅をそこにやったので、「何だ、君のそこは何だ。」と兄が言った。妹は「これはね、兄さん、これは人を喰う口。」と、自分で言ってね、「それは人喰うロ、これは物を食べる口」と言ったようだね。すると、「あれえっ!。」と言って、餅をあげながら後の崖下に落として、妹の餅で命を取ったそうだ、兄の命を取ったそうだ。そのウナームーチーといって、その餅が鬼をやっつけた餅といって、それからムーチーは始まったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:11 |
| 物語の時間数 | 2:11 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |