親不孝なアタビチャー(方言)

概要

昔、もう大変な親不孝のアタビチャー(雨蛙)がいて、何を言っても、親の言うことと、いつも反対の事ばかりして、親を困らせていた。そうしたので、親は、「これが、今のとおり(反対の事ばかり)していると、私達が死んだら、これは何をするかわかったもんじゃないから、今で言っておこう。」と、これに、私の墓を丘に作りなさいよ、と言えばすぐ、わざと、川端に行くはずだと、(考えて、墓を丘の方に作ってもらいたい親は)「私が死んだら私の墓は川端に作りなさいよ。」と言った。そしたら、又、この雨蛙は、「もう、これは一生に一度のことなので、親の言うことを、死ぬ時ぐらいは、親の言いつけを聞かなければならない。」という気持ちになって、親が死んだので、親の言いつけ通り、(雨蛙は)はんとうに川端に墓を作った。それで、雨が降りそうになると、この雨蛙は、いつも、すぐ「私の親の墓が流れるよ、流れるよ。」と、心配して、いつも、ガークー、ガークーと鳴いているそうだよ。

再生時間:1:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O370055
CD番号 47O37C003
決定題名 親不孝なアタビチャー(方言)
話者がつけた題名 雨蛙不孝
話者名 金子マツ
話者名かな かねこまつ 
生年月日 19120624
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19761017
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第四班
元テープ番号 読谷村喜名T04A09
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 動物昔話
発句(ほっく) んかしなー
伝承事情 父親
文字化資料 読谷村民話資料集2喜名の民話 P7
キーワード アタビチャー,カーラバタ,墓,雨降り,ガークーガークー
梗概(こうがい) 昔、もう大変な親不孝のアタビチャー(雨蛙)がいて、何を言っても、親の言うことと、いつも反対の事ばかりして、親を困らせていた。そうしたので、親は、「これが、今のとおり(反対の事ばかり)していると、私達が死んだら、これは何をするかわかったもんじゃないから、今で言っておこう。」と、これに、私の墓を丘に作りなさいよ、と言えばすぐ、わざと、川端に行くはずだと、(考えて、墓を丘の方に作ってもらいたい親は)「私が死んだら私の墓は川端に作りなさいよ。」と言った。そしたら、又、この雨蛙は、「もう、これは一生に一度のことなので、親の言うことを、死ぬ時ぐらいは、親の言いつけを聞かなければならない。」という気持ちになって、親が死んだので、親の言いつけ通り、(雨蛙は)はんとうに川端に墓を作った。それで、雨が降りそうになると、この雨蛙は、いつも、すぐ「私の親の墓が流れるよ、流れるよ。」と、心配して、いつも、ガークー、ガークーと鳴いているそうだよ。
全体の記録時間数 1:08
物語の時間数 1:08
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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