あれはね、片目蛇の神さまと言って、港の入口に祭られているが、(宮古の人は)そこを拝んでいるって。拝んでいるが、また(その神とは別に)犬の神さまも拝んでいるって。これは本当の話なんだ。犬の子というのはね、本当はこの沖縄の王さまのお子さまなんだがね、(その娘が)犬といっしょになったということで、島流しされるわけだね。もう、ここにはおけないと言ってね、この娘は宮古に島流しされてね、離れ島に流すといって、船を出したら、この犬は、船の艫(とも)にしがみついて宮古まで、追って行ったわけだね。それで、穴の中にいて、もうすこしで人間に化けるのをね、半分は化けているのを人に見られて、もう化けることができなかったんだ。もう少しで人間に変わることができたんだがね、あと少しというところで、化けることができなかったんだね。犬のままだったって。しかし、娘との間に産んだ子は、人間だったそうだよ。(その犬は)本当は神だったんだろうね。それから宮古に子孫が広がったって。それで、宮古の人は犬の子だと言っているんだろう。
| レコード番号 | 47O376452 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C260 |
| 決定題名 | 宮古の始まり(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 翁長マセ |
| 話者名かな | おながませ |
| 生年月日 | 18980101 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村前兼久 |
| 記録日 | 19760606 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T44A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 母から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・伝説編』P37 |
| キーワード | 片目蛇の神さま,港の入口に祭られている,犬の神さま,犬の子,沖縄の王さまのお子さま,島流し,娘は宮古に島流し,離れ島に流す,犬,船の艫,穴の中,人間に化ける,娘との間に産んだ子,人間,神,宮古の人は犬の子 |
| 梗概(こうがい) | あれはね、片目蛇の神さまと言って、港の入口に祭られているが、(宮古の人は)そこを拝んでいるって。拝んでいるが、また(その神とは別に)犬の神さまも拝んでいるって。これは本当の話なんだ。犬の子というのはね、本当はこの沖縄の王さまのお子さまなんだがね、(その娘が)犬といっしょになったということで、島流しされるわけだね。もう、ここにはおけないと言ってね、この娘は宮古に島流しされてね、離れ島に流すといって、船を出したら、この犬は、船の艫(とも)にしがみついて宮古まで、追って行ったわけだね。それで、穴の中にいて、もうすこしで人間に化けるのをね、半分は化けているのを人に見られて、もう化けることができなかったんだ。もう少しで人間に変わることができたんだがね、あと少しというところで、化けることができなかったんだね。犬のままだったって。しかし、娘との間に産んだ子は、人間だったそうだよ。(その犬は)本当は神だったんだろうね。それから宮古に子孫が広がったって。それで、宮古の人は犬の子だと言っているんだろう。 |
| 全体の記録時間数 | 1:08 |
| 物語の時間数 | 1:08 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |