糸満の人がね、糸満の人が、鹿児島の人、内地の人からね、お金を借りていたんだ。それで、お金を借りていたので、もう、「いつの幾日までには払え。」と内地の人に言われた。しかし払えなかったので、この内地の人は、「お前はもう延び延びにして、それでは合点しない、合点しない。もう、殺してやる。」と、刀を抜いたわけ。刀を抜くと、その糸満の人は、「意地の出るときは手を引け、意地を引け。」と、このように言って許してもらった。その糸満の人にお金を貸した、内地の人が鹿児島へ帰って、鹿児島へ行くと、自分の妻と親は寝ているんだ。親は男の格好で寝ていたんだって。「ああ、この男は私の妻を騙してそこに寝ているんだな。」と、刀を抜いたとき、その糸満の人が、「意地の出るときは手を引け。」と言ったのを思い出してね、それで、抜いた刀を納めてね。見ると、男と思ったのは母親ではないか。その話を聞いてなければ、もうやがて母親を切り殺すところだったんだって。だからそれの由来記、そこは、それで お参りするらしいよ、本にものって有名だね。それの由来はそうだよ。そして、お金も何も取らないでね、「親が助かったのでありがとう。」と、かえってあちらがお礼を言ったという話だ。
| レコード番号 | 47O376309 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C254 |
| 決定題名 | 白銀堂由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 当山安睦 |
| 話者名かな | とうやまあんぼく |
| 生年月日 | 18820709 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村瀬良垣 |
| 記録日 | 19760530 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T42B18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 主にお年寄りや父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・伝説編』P46 |
| キーワード | 糸満の人,鹿児島の人,お金を借りた,払えない,刀を抜いた,意地の出るときは手を引け,妻と親 |
| 梗概(こうがい) | 糸満の人がね、糸満の人が、鹿児島の人、内地の人からね、お金を借りていたんだ。それで、お金を借りていたので、もう、「いつの幾日までには払え。」と内地の人に言われた。しかし払えなかったので、この内地の人は、「お前はもう延び延びにして、それでは合点しない、合点しない。もう、殺してやる。」と、刀を抜いたわけ。刀を抜くと、その糸満の人は、「意地の出るときは手を引け、意地を引け。」と、このように言って許してもらった。その糸満の人にお金を貸した、内地の人が鹿児島へ帰って、鹿児島へ行くと、自分の妻と親は寝ているんだ。親は男の格好で寝ていたんだって。「ああ、この男は私の妻を騙してそこに寝ているんだな。」と、刀を抜いたとき、その糸満の人が、「意地の出るときは手を引け。」と言ったのを思い出してね、それで、抜いた刀を納めてね。見ると、男と思ったのは母親ではないか。その話を聞いてなければ、もうやがて母親を切り殺すところだったんだって。だからそれの由来記、そこは、それで お参りするらしいよ、本にものって有名だね。それの由来はそうだよ。そして、お金も何も取らないでね、「親が助かったのでありがとう。」と、かえってあちらがお礼を言ったという話だ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:59 |
| 物語の時間数 | 1:59 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |