昔、首里の御門番をしていた大城さんから聞いた話。この大城さんが伊平屋島に国王のお伴で行って、あそこの方で聞いた話なんだ。伊平屋の田名の後ろに 無蔵水というのがあるそうで、この無蔵水というのは、なぜか洗面器ぐらいの石窪に甘水があったそうです。どうしてここに甘水が、海水は満らるはずだのに、引いた後も甘水があるのか、と聞いたら、仲の良い、愛していた男女が二人そこに遊びに行ったらしいんです。そしたら男は、その女をそこに残して潜りに行って、もう何時までも帰って来ない、一晩中待っても帰って来なかったそうです。その石を前にしてこの女が泣いたので、涙がたまって、それでその甘水があるそうです。それ程女は男を想うんですよ、という話を聞きました。
| レコード番号 | 47O376212 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C250 |
| 決定題名 | 伊平屋の無蔵水(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | ンジョミジ |
| 話者名 | 長浜長次郎 |
| 話者名かな | ながはまちょうじろう |
| 生年月日 | 19020620 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村谷茶 |
| 記録日 | 197602223 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T35B10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 首里の御門番をしていた大城さんから聞いた話。 |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・伝説編』P97 |
| キーワード | 伊平屋島,国王のお伴,伊平屋の田名,無蔵水,石窪に甘水,海水,愛していた男女,女が泣いた涙 |
| 梗概(こうがい) | 昔、首里の御門番をしていた大城さんから聞いた話。この大城さんが伊平屋島に国王のお伴で行って、あそこの方で聞いた話なんだ。伊平屋の田名の後ろに 無蔵水というのがあるそうで、この無蔵水というのは、なぜか洗面器ぐらいの石窪に甘水があったそうです。どうしてここに甘水が、海水は満らるはずだのに、引いた後も甘水があるのか、と聞いたら、仲の良い、愛していた男女が二人そこに遊びに行ったらしいんです。そしたら男は、その女をそこに残して潜りに行って、もう何時までも帰って来ない、一晩中待っても帰って来なかったそうです。その石を前にしてこの女が泣いたので、涙がたまって、それでその甘水があるそうです。それ程女は男を想うんですよ、という話を聞きました。 |
| 全体の記録時間数 | 1:46 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |