七月の行事があるでしょう。それについての親の遺言に、こんな話があるんだ。ある継子がいたが、この継母は強くて悪魔のように強くて、これは、いつもいじめられていた。それでこの継子の言い分は、「私も親とね、お母さんといっしょにして下さい。」と言ったわけだね。墓の草葉の下で、「こんなふうだといけないから、私もお母さんといっしょにね、いっしょにして下さい。」とそう言ったら、「お前は今日は なかぐしんを立てて来ているから、今日はここから戻って、お墓の門から戻って行って、一日、十五日はお茶をそなえてやってくれ子どもよ。」とそう言ったって。それで自分を産んだお母さんがね先に死んだわけさ、それで継母にいじめられているわけ。いじめられていたので、「私もお母さんとね、いっしょにして下さい。」と墓に行って言うと、「お前は今日はなかぐしんを立てて来ているから、ここから戻って一日、十五日には、お茶も供えてくれよなぁ。」「私はそういうことはできないからね、かならずもうお母さんと草葉の下でいっしょにくらそう。」と言った。だから御茶湯(うちゃとう・霊前にそなえるお茶)をあげるわけは、そういう意味からなんだよ。
| レコード番号 | 47O375931 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C239 |
| 決定題名 | 継子と御茶湯(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 継子話 |
| 話者名 | 大城オト |
| 話者名かな | おおしろおと |
| 生年月日 | 19090614 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村瀬良垣 |
| 記録日 | 19760226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T29A27 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 昔話は父から聞く |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話・昔話編』P128 |
| キーワード | 七月の行事,親の遺言,継子,継母は強くて悪魔,墓,一日、十五日はお茶をそなえる,御茶湯 |
| 梗概(こうがい) | 七月の行事があるでしょう。それについての親の遺言に、こんな話があるんだ。ある継子がいたが、この継母は強くて悪魔のように強くて、これは、いつもいじめられていた。それでこの継子の言い分は、「私も親とね、お母さんといっしょにして下さい。」と言ったわけだね。墓の草葉の下で、「こんなふうだといけないから、私もお母さんといっしょにね、いっしょにして下さい。」とそう言ったら、「お前は今日は なかぐしんを立てて来ているから、今日はここから戻って、お墓の門から戻って行って、一日、十五日はお茶をそなえてやってくれ子どもよ。」とそう言ったって。それで自分を産んだお母さんがね先に死んだわけさ、それで継母にいじめられているわけ。いじめられていたので、「私もお母さんとね、いっしょにして下さい。」と墓に行って言うと、「お前は今日はなかぐしんを立てて来ているから、ここから戻って一日、十五日には、お茶も供えてくれよなぁ。」「私はそういうことはできないからね、かならずもうお母さんと草葉の下でいっしょにくらそう。」と言った。だから御茶湯(うちゃとう・霊前にそなえるお茶)をあげるわけは、そういう意味からなんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:38 |
| 物語の時間数 | 1:38 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |