また、この善いお爺さんの所には犬がいたそうた。それで、「その犬をかしてくれ。」と言ってつれていった。犬がワンワンとほえるので、庭の少し離れた所に植えてある木の下を掘らせた。すると、そこからたくさんの糞が出てきたので、「こいつらは私たちにはいつもこんな悪い物ばかり与えやがって。」と言って、犬をたたき殺してそこに埋めた。そして、心のよいお爺さんたちが、「おや、犬はどうしたのか。」と聞いたので、「お前たちの犬は私たちを馬鹿にして、糞ばっかり出させたので殺してそこに埋めたんた。」と答えた。すると、よい爺さんたちは、「まあ、これは大変だ。その犬を埋めた所を教えてくれ。」と言って、その犬を埋めた所に行ってそこの土をとってきた。よい爺さんたちは、土を自分の家に持ってくると、その土を木やあっちこっちにふりかけた。すると、土をふりかけた分だけ花が咲いた。もう珍しいことだったそうたよ。こんな話は先生から聞いたわけ。「よいことをすれば、よい心を持った人間をつくることができる。」という意味での勉強だったと思う。
『恩納村の民話・昔話編』P158
| レコード番号 | 47O375368 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C216 |
| 決定題名 | 花さか爺さん(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与儀カメ |
| 話者名かな | よぎかめ |
| 生年月日 | 18950705 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県恩納村喜瀬武原 |
| 記録日 | 19760225 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 恩納村T12B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『恩納村の民話 昔話編』PP158 |
| キーワード | 善いお爺さん,犬,木の下を掘った,糞,犬をたたき殺して埋めた,花が咲いた |
| 梗概(こうがい) | また、この善いお爺さんの所には犬がいたそうた。それで、「その犬をかしてくれ。」と言ってつれていった。犬がワンワンとほえるので、庭の少し離れた所に植えてある木の下を掘らせた。すると、そこからたくさんの糞が出てきたので、「こいつらは私たちにはいつもこんな悪い物ばかり与えやがって。」と言って、犬をたたき殺してそこに埋めた。そして、心のよいお爺さんたちが、「おや、犬はどうしたのか。」と聞いたので、「お前たちの犬は私たちを馬鹿にして、糞ばっかり出させたので殺してそこに埋めたんた。」と答えた。すると、よい爺さんたちは、「まあ、これは大変だ。その犬を埋めた所を教えてくれ。」と言って、その犬を埋めた所に行ってそこの土をとってきた。よい爺さんたちは、土を自分の家に持ってくると、その土を木やあっちこっちにふりかけた。すると、土をふりかけた分だけ花が咲いた。もう珍しいことだったそうたよ。こんな話は先生から聞いたわけ。「よいことをすれば、よい心を持った人間をつくることができる。」という意味での勉強だったと思う。 『恩納村の民話・昔話編』P158 |
| 全体の記録時間数 | 1:31 |
| 物語の時間数 | 1:31 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |