京阿波根親方と名刀千代金丸(シマグチ)

概要

京阿波根親方(ちょうはぐんうえーかた)は、もとは阿波根太郎というんだってよ。る時、金丸刀という刀が薩摩に盗まれてしまったんだ。あの阿波根太郎は東京にもこの人は行かれたんだそうだよ。そういうことだが、金丸刀という刀が薩摩に盗まれてしまったので、今度はその刀を取り返しに行くのは、阿波根太郎ならできるからと行かされた。好男子でもあったそうだ。それで、その刀を盗んだ家へ行ったんだね。その刀のにせものは王府に届いていたんだって。だけども京阿波根の奥さんがね、家の壁にさして、金丸刀の長さを測ってあったらしい。それで、これではないといって、今度はこの刀、金丸刀を取り返すために、阿波根太郎が行くんだよ。そこではもう仕事はそんなにないのだが、一番下の、あの風呂屋の三助と同じような風呂だきの仕事、やっとかっとこれだけがあったんだってよ。それに仕事は、慣れない仕事だったがね。ここの家の家族いるだけみんな、今でいえばピクニックね、それに行ったらしいが、この阿波根太郎はもう風呂たきだから留守番をしなければならなかった。だけど、ここの娘がね、今にも出かけようとするわずかの間に腹痛をおこしたんだ。実は、この阿波根太郎に惚れていたもんだから、わざと仮病をつかったんだ。それで、家族みんな出かけていないもんだから、都合の良い話をきり出して、刀は板の刀ではないかとかなんとか言ってね。そんな感じで今度は、じゃあ見てみようとかというふうに言って騙して刀を出してくるとこの刀と取り換えて、すぐに盗んでよ。この金丸刀を取り返したんだってよ。阿波根太郎というのは、あの京阿波根という人は、東京へ行ってきたから、東京の京をつけて京阿波根と呼ばれている。
『恩納村の民話・伝説編』P114

再生時間:2:03

民話詳細DATA

レコード番号 47O375330
CD番号 47O37C215
決定題名 京阿波根親方と名刀千代金丸(シマグチ)
話者がつけた題名 チョーハグン親方の話
話者名 宜志富紹長
話者名かな ぎしとみしょうちょう
生年月日 18961208
性別
出身地 沖縄県恩納村安富祖
記録日 19760225
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 恩納村T11B14
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 主にお年寄りや父から聞いた。
文字化資料 『恩納村の民話 伝説編』P114
キーワード 京阿波根親方,阿波根太郎,金丸刀,薩摩に盗まれた
梗概(こうがい) 京阿波根親方(ちょうはぐんうえーかた)は、もとは阿波根太郎というんだってよ。る時、金丸刀という刀が薩摩に盗まれてしまったんだ。あの阿波根太郎は東京にもこの人は行かれたんだそうだよ。そういうことだが、金丸刀という刀が薩摩に盗まれてしまったので、今度はその刀を取り返しに行くのは、阿波根太郎ならできるからと行かされた。好男子でもあったそうだ。それで、その刀を盗んだ家へ行ったんだね。その刀のにせものは王府に届いていたんだって。だけども京阿波根の奥さんがね、家の壁にさして、金丸刀の長さを測ってあったらしい。それで、これではないといって、今度はこの刀、金丸刀を取り返すために、阿波根太郎が行くんだよ。そこではもう仕事はそんなにないのだが、一番下の、あの風呂屋の三助と同じような風呂だきの仕事、やっとかっとこれだけがあったんだってよ。それに仕事は、慣れない仕事だったがね。ここの家の家族いるだけみんな、今でいえばピクニックね、それに行ったらしいが、この阿波根太郎はもう風呂たきだから留守番をしなければならなかった。だけど、ここの娘がね、今にも出かけようとするわずかの間に腹痛をおこしたんだ。実は、この阿波根太郎に惚れていたもんだから、わざと仮病をつかったんだ。それで、家族みんな出かけていないもんだから、都合の良い話をきり出して、刀は板の刀ではないかとかなんとか言ってね。そんな感じで今度は、じゃあ見てみようとかというふうに言って騙して刀を出してくるとこの刀と取り換えて、すぐに盗んでよ。この金丸刀を取り返したんだってよ。阿波根太郎というのは、あの京阿波根という人は、東京へ行ってきたから、東京の京をつけて京阿波根と呼ばれている。 『恩納村の民話・伝説編』P114
全体の記録時間数 2:03
物語の時間数 2:03
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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